林田信子(はやしだのぶこ)先生

  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 厚生労働省京都労働局 仕事と治療の両立支援推進員
  • 仕事と治療の両立支援コーディネーター
  • CDA(特定NPO法人日本キャリア開発協会認定)
  • HRアセスメント診断士(一般社団法人HRアセスメント協会認定)

紹介文

生きていて良かったなあ!と思える日々を共に築くキャリアコンサルタントの林田信子です。私は高校3年の夏、父が病気になり、リストラにあったため、自分が、何がやりたいかも考えず、取り急ぎ高卒で稼げる職業を選択し、地方公務員になりました。

私を救った「生きていていいよ」の言葉。今度は私が、あなたの居場所になります

仕事をしながら、結婚、出産、育児を経験、育休中に働き続けたかったけれど出産を機に仕事をやめざるを得なかったママ友と出会い、いつか一所懸命生きる女性を応援する仕事がしたいと思うようになりました。

しかし、その「いつか」は、なかなかやってきません。
そんな中、私に乳がんが見つかりました。告知を受け、心と頭がぐちゃぐちゃに混乱する中で、私はキャリアカウンセリングに出会い、初めて自分自身と深く向き合いました。

そこで気づいたのです。
「『いつか』は来ない。やれるときに、やれることをやるんだ」

この決意を胸に、私はキャリアコンサルタントの資格を取得。ボランティアで、働く世代のがん患者さんを対象としたサロンでキャリアカウンセリングを担当するようになりました。

生きていて良かったと思える日々を共に

本業では、しがらみの多い組織の中で、チームリーダーやハラスメント相談員として人材育成に携わる日々。しかし、希望していた女性の就労支援の部署へは異動できないまま、7年後に2度目の乳がんが発覚しました。

さらに、追い打ちをかけるように「遺伝性乳癌卵巣がん症候群」であることも判明。
生きていくためには、両方の乳房と卵巣をすべて摘出しなければならない、と告げられたのです。

「半世紀も生きたし、これ以上迷惑をかけるだけ…。そこまでして生きていく意味があるのだろうか」

本気で悩みました。しかし、そんな私を救ってくれたのは、「そのままのあなたが、生きているだけでいいから」という、温かい言葉でした。
その言葉を支えに、私は半年で3回の手術を受けました。

「生きていて良かった」と心から思える人生を、今度こそ

手術後、私は再びキャリアカウンセリングを受け、自分の想いを深掘りしました。

「3回も手術して、本当によかった。生きていて良かった」

そう心から思える人生を、今度こそ歩みたい。
そして、私だけでなく、様々な事情を抱えて必死に生きている全ての人々が、「生きていて良かった」と思える日々を一緒に重ねていきたい。全力で応援したい!

その強い願いから、私は35年勤めた組織を退職し、本格的にキャリアカウンセリングの道へ進むことを決意しました。

最後に、今、悩んでいるあなたへ

生きていると、思いもかけない出来事に翻弄され、悲しみや辛い感情に出会います。自分一人では抱えきれず、堂々巡りのループに陥ることもあるでしょう。

どうか、一人で抱え込まないでください。
私自身が救われたキャリアカウンセリングを、一度「こころかふぇ」を通じて、気軽に受けてみてください。

安心して、あなたの感情を吐き出してください。
私たちが、しっかりと受けとめます。