「いいね!」の奴隷になってない?SNSと承認欲求の心理学

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こんにちは。こころのかふぇ代表の大城です。

なぜ私たちはSNSの「いいね!」やフォロワーに夢中になるのか?

想像してみてください。あなたはSNSに写真を投稿しました。数分おきにスマホを見て、新しい「いいね!」がつくたびに、心がふわっと温かくなる。この感覚、きっとあなたも知っていますよね。

SNSは、友人や世界とつながる素晴らしい道具です。しかし、いつの間にか私たちは、この小さな「いいね!」という評価に、自分の心の安定を預けてしまっていないでしょうか?

この記事では、私たちがなぜ「いいね!」を求めてしまうのか、その心の奥底にある根源的な理由と、健全な関係を築くための具体的なヒントをお伝えします。

私たちを虜にする「快感」の正体

(1) 「いいね!」は脳へのご褒美(ドーパミン)

SNSで誰かから肯定的な反応をもらうと、私たちの脳内ではドーパミンという「快感物質」が出ます。

ドーパミンは、私たちに「これは気持ちいい!もっとやろう!」と思わせる、一種のご褒美(報酬)です。この仕組みは、美味しいものを食べたときや、誰かと心が通じ合ったときに働く、生命維持にも関わる大切な機能です。

【簡単な解説】

「いいね!」の通知は、私たちにとって「簡単に入手できる小さな幸せ」です。脳はこの快感を覚えてしまい、私たちは無意識のうちに、次のドーパミンを求めてスマホを何度も開いてしまうのです。

(2) 予測不能なタイミングが依存を生む

さらに厄介なのは、「いいね!」がいつ、どれくらい来るか分からないことです。心理学では、「いつ報酬がもらえるか分からない状況」が、最も人を熱中させると知られています。

これは、カジノのスロットマシンと同じです。「次こそは当たるかも!」と期待させるこの予測不能な刺激が、私たちをSNSチェックから離れられなくする大きな要因なのです。