「もし落ちたらどうしよう」「あの問題が出たら終わりだ」
試験が近づくにつれ夜中にふと目が覚め、暗闇の中で心臓がバクバクする。そんな経験はありませんか?
勉強しなきゃいけないのに、不安が頭を占領してペンが動かない。この「正体不明のモヤモヤ」は、実はあなたの脳を物理的にフリーズさせています。でも大丈夫です。ペンと紙が1枚あれば、わずか10分でその脳のフリーズを解くことができます。
不安は脳のメモリを食う「バグ」

私たちの脳には「ワーキングメモリ」という、思考のための作業机があります。計算をしたり、英単語を思い出したりする場所です。
しかし、不安を感じると脳はこの作業机の上に「心配事」というガラクタを大量に広げてしまいます。
机がガラクタでいっぱいなら、当然、新しい問題に取り組むスペースはありません。
「実力が出せない」のは、あなたの能力が低いからではなく、机の上が散らかっているだけなのです。
科学が証明した「書き出し」の効果
シカゴ大学のシアン・バイロック教授の研究で、驚くべき結果が出ています。
入試の直前に「今の不安な気持ち」を10分間紙に書き出したグループは、何もしなかったグループに比べて、テストの成績が有意に向上しました。
特に、普段からプレッシャーに弱いと感じている学生ほど、この効果が劇的に現れたのです。
不安を「消そう」とするのではなく、一度「外に出す」。 これだけで、脳の作業机はピカピカに片付きます。
感情のゴミを全部出し切る方法
やり方は、とてもシンプルです。
- 綺麗な言葉はいらない
「怖い」「逃げたい」「お腹が痛い」「あいつに負けたくない」。心の中にあるドロドロした感情をそのまま書き殴ってください。 - 誰にも見せない
誰かに見せるための文章ではありません。書き終えたら破り捨ててもOKです。 - 10分間出し続ける
手を止めず、脳内の「ゴミ」をすべて紙に転写するイメージで行います。
これを心理学では「エクスプレッシブ・ライティング」と呼びます。紙に書いた瞬間、あなたの脳は「あ、これは外に出したから、もう机の上に置いておかなくていいんだ」と認識し、本来の集中力を取り戻します。




