「4月から始まる新しい生活、うまく馴染めるかな?」
新しい教室、新しい職場、あるいは子供の入園で始まるママ友付き合い。
私たちは、新しい環境に入るとき、どうしても「最初が肝心!」と気負いすぎてしまいます。
「初対面で面白いことを言わなきゃ」「早く親友を作らないと居場所がなくなる」
そんな焦りを感じているあなたに、私から少し意外で、とても安心できるデータをお伝えします。
友情に魔法の近道は存在しない

カンザス大学のジェフリー・ホール教授は、友情がどう育つのかを徹底的に調査しました。その結果、ある「残酷で、かつ希望に満ちた真実」が明らかになりました。
人が「ただの知り合い」から「友人」に昇格するには、平均して約50時間。
さらに、何でも話せる「親友」になるには、合計で約200時間を一緒に過ごす必要があるというのです。
200時間。これは、1日1時間毎日会っても半年以上かかる計算です。
つまり、4月の最初の1週間で「親友がいない」と嘆くのは、種をまいた翌日に「なぜ花が咲かないんだ!」と嘆くようなものなのです。
沈黙を恐れず、ただ居るだけ
この「時間の法則」を知ると、コミュニケーションのプレッシャーがスッと消えませんか?
無理に盛り上げようとしなくてもいい。気の利いたジョークを言わなくてもいい。
大事なのは、質よりも「量(時間)」なのです。
心理学には「単純接触効果」という言葉があります。会う回数が増えるだけで、人間は相手に好意を持ちやすくなるという性質です。まずは、同じ空間に「ただ居る」時間を積み重ねる。それだけで、あなたは着実に友情への階段を登っています。
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