テスト前の「掃除祭」は才能の無駄遣い?脳が仕掛けた言い訳の罠

Full length content ethnic male students in casual outfits browsing laptop while sitting on meadow with copybooks and preparing for exam in green park

学生のみなさん、試験勉強は順調ですか?

……と聞いて、今まさに「教科書ではなく、スマホのカメラロールを整理していた」「なぜか急に窓のサッシを磨き始めた」というあなたへ。

それはあなたが集中力がないからではありません。実は、あなたの脳が「負け」を恐れて仕組んだ、高度な心理的トリックなのです。
今回は、テスト前に掃除が止まらなくなる怪奇現象「セルフ・ハンディキャッピング」の正体を深掘りします。

「お前はもう、負ける準備をしている」―掃除を始めた瞬間に起きていること

A student playfully hiding their face with a book in a classroom, sitting at a desk.

ペンを持つはずの手が掃除機に伸びた瞬間、あなたの脳内では「無意識の防衛会議」が行われています。

人間にとって最も耐えがたいのは、「全力で努力したのに、結果が出なくて『自分の才能のなさ』を突きつけられること」です。これを回避するために、私たちの脳は驚くべき作戦を立てます。それが「あらかじめ言い訳を作っておく」という戦略です。

掃除というハンデ(障害)を自ら背負うことで、結果がどう転んでも自尊心が守られる「無敵モード」が完成します。

点数が悪かった時
「まあ、掃除してたから勉強してないしな(本気じゃないし)」
点数が良かった時
「掃除してたのにこの点数!俺、もしかして天才?」

つまり、掃除を始めたあなたは、「もしもの時のための言い訳」という保険料を、勉強時間という通貨で支払っているのです。