スマホで子どもの脳が危ない?

Three teenage girls smiling while taking a selfie together indoors.

記事の目次

「動画」ではなく「音声」への切り替え【0歳~向け】

Three children lie on a couch, immersed in a smartphone, showcasing childhood togetherness.

子どもがぐずるのは「退屈」や「寂しさ」を感じているときです。スマホの強い光(ブルーライト)や速い画面の切り替わりは脳を過剰に興奮させますが、「音」だけであればその刺激を抑えられます。

代案

子ども向けの音楽、読み聞かせアプリ(画面は見せない)、落語、自然の音などを流す。耳からの刺激は想像力を養い、脳への負担が動画より圧倒的に少ないです。

「デジタル・おしゃぶり」にしないルール作り【0歳~向け】

スマホを「静かにさせるための道具(おしゃぶり代わり)」として常用すると、子どもは「不快な感情を自分でコントロールする力」を学ぶ機会を失います。

対策

「外出先のレストランで料理を待つ間だけ」「移動中の15分だけ」など、場所と時間を限定します。家の中では極力使わず、物理的に子どもの目が届かない場所に隠すことが重要です。

「受け身」から「対話」へ(共視聴)【0歳~向け】

スマホを預けっぱなしにするのが最も脳に良くないとされます。

対策

もし動画を見せるなら、親も横で一緒に見て「今の面白かったね」「赤い車が通ったね」と声かけをしてください。親との対話が介在することで、脳は「孤独な受動刺激」ではなく「コミュニケーションの場」として機能し始めます。

アナログな「ぐずり対策セット」の常備【0歳~向け】

スマホは便利すぎてつい頼ってしまいますが、五感を刺激するアナログな道具をカバンに忍ばせておくだけで、スマホ依存を減らせます。


小さなシールブック、100均のミニカー、手遊び歌、小さなスケッチブックと色鉛筆。これらは「手先を使う」ため、脳の発達を促す良い刺激になります。

「スマホ以外の親の姿」を見せる【0歳~向け】

子どもは親の行動を一番よく見ています。親が常にスマホを触っていると、子どもにとってスマホは「世界で一番魅力的なもの」に見えてしまいます。

対策

子どもの前ではできるだけスマホを置く。親が本を読んだり、料理をしたりする姿を見せることで、子どもの興味を外の世界へ向けさせます。

自分(親)を責めすぎない

「絶対にダメ」と決めつけると親のストレスが溜まり、結果として子どもに当たりやすくなってしまいます。

考え方
「今日は30分見せちゃったけど、その分、寝る前に絵本を1冊多めに読もう」といったプラスアルファの補完を意識してください。

まとめとして

スマホを完全に排除するのは難しい時代ですが、「スマホに子守をさせる」時間を「親子でスマホを共有する」時間や「五感を使う遊び」に少しずつシフトしていくことが、脳への悪影響を防ぐ最大の防衛策になります。

まずは「家の中ではスマホを視界に入れない」という小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。

大切なポイント
子どものスマホを無理やり奪うと、報酬系がパニックを起こして反発を招きます。まずは「スマホ以外の時間も意外と楽しい」というポジティブな体験を、親が一緒に作ってあげることが大切です。

お子さんの年齢や性格にもよりますが、脳がスマホの刺激(ドーパミン)に支配されている状態で「やめなさい!」と正論をぶつけても、逆効果になることが多いです。

精神医学の視点からも効果的とされる、脳の興奮を鎮めつつ、現実世界に引き戻すためのステップをご紹介します。

脳の「切り替え」を助ける

いきなり画面を消させると、脳は急激な「快楽の喪失」にパニックを起こします。

具体的な声かけ
「あと何分でキリがつく?」「この動画が終わったら、一緒に〇〇しよう」

ポイント
子ども自身に「終わりの時間」を宣言させることで、脳に心の準備をさせます。