「有能さ」+「隙」= 最強の愛されキャラ
なぜ、私たちは失敗した人を見て「いいな」と思ってしまうのでしょうか。
実は、人間の脳は「完璧すぎるもの」に対して、本能的に威圧感や壁を感じるようにできています。「自分とは違う世界の人だ」とシャッターを下ろしてしまうのです。
ところが、そこに一つ「人間らしい失敗」が加わると、その壁がガラガラと崩れ落ちます。
「あ、この人も自分と同じ人間なんだ」という安心感が生まれ、その瞬間に「尊敬」が「親しみ」へと変わります。これが心理学でいう「しくじり効果」の正体です。
SNSの「キラキラ」が疲れる理由
今の時代、InstagramやTikTokを開けば、加工された顔、成功した姿、キラキラした日常ばかりが流れてきます。でも、それを見続けて「心が満たされる」という人は少ないはずです。
むしろ、本当に応援したくなるのは、必死に練習して転んでいる姿だったり、テスト前に焦って「全然終わらない!」と嘆いている友達の投稿だったりしませんか?
私たちは、誰かの「未完成な部分」にこそ、心を動かされるんです。
明日から使える「カッコいい失敗」の心得

「失敗してもいい」なんて言われると、「じゃあ、何をやってもダメでいいの?」と思うかもしれません。でも、この心理学には重要なルールが一つだけあります。
それは、「一生懸命やっていることが前提」だということです。
何もせずにダラダラして失敗しても、それはただの「やる気のない人」です。でも、一生懸命勉強したのに名前を書き忘れたり、部活の試合で気合が入りすぎて空回りしたり……。そんな「全力ゆえの失敗」は、周りの人を笑顔にし、あなたを「愛される存在」へと押し上げます。
最後に
中高生の時期は、周りの目が気になって「完璧でいなきゃ」「恥ずかしい思いをしたくない」と自分を縛り付けてしまいがちです。
でも、覚えておいてください。
あなたが「隠したい」と思っているその弱点や、今朝やってしまったドジな出来事は、実は他人とつながるための「魔法のチケット」です。
今日から、失敗を恐れて縮こまるのは終わりにしましょう。
堂々と挑戦して、堂々と転んでください。その姿が、あなたを最高に魅力的な、誰からも愛される「主人公」にしてくれるはずですから。
こころのかふぇ(ここかふぇ)
お問合せ info@kokocafe.jp
~名古屋から全国へ~
子どもや大人の、感情に振り回されない「心のバリア」を論理的に構築。
健康だからこそ、カウンセリングへ。
私たちは、真面目なあなたが自己を消耗する前の予防的なメンテナンスをサポートします。




