自分の足が自分じゃないみたい。「謎の浮遊感」を心理学で紐解くと。

Drone shot of a woman swimming in clear blue sea off the coast of Croatia.

世界を愛しすぎる「繊細さ」の裏返し

この感覚を覚える人の多くは、とても感受性が豊かで、周囲の空気感に敏感な方です。
他人のちょっとした表情の変化や、場の緊張感、あるいは道端に咲く花の美しさ。そういったものを、普通の人の数倍の解像度で受け取っています。

その豊かすぎる感性は、時に自分自身を疲れさせてしまいます。
「自分の感覚」と「外側の世界」の境界線が人より薄いために、ふとした瞬間に自分の存在が世界に溶けてしまうような感覚を抱きやすいのです。

それは弱さではなく、世界を深く、広く、鮮明に愛することができる、あなたの「才能」でもあるんですよ。

浮き上がった心を、優しく着地させる「おまじない」

もし、またあのふわふわした感覚がやってきても無理に「しっかりしなきゃ!」と焦る必要はありません。
でも、もし少し怖くなったらこんな風に自分を現実に繋ぎ止めてみてください。

  1. 冷たい水で手を洗う
    「温度」の刺激は、意識を一瞬で「今、ここ」の体へと呼び戻してくれます。
  2. 「今、私はここにいる」と声に出す
    自分の声の「振動」を感じることは、最強の着地(グラウンディング)になります。
  3. 足の指をギュッと丸める
    靴の中で足の指を動かすだけで、「あ、ちゃんと自分の足だ」という実感が戻ってきます。

こころのかふぇのひとりごと。

Woman relaxing with feet dipped in a clear pool on a sunny day, capturing a refreshing moment.

「地に足が着かない」という悩みは、裏を返せば、あなたが「それだけ高く、自由に心を飛ばせる人である」ということです。

ふわふわしたって、いいじゃないですか。
少しの間、自動操縦に任せたっていいじゃないですか。

あなたの体はあなたが意識していなくても、ちゃんと目的地まであなたを運んでくれます。その信頼感を抱きながら、今日はいつもより少しゆっくりと、空気の感触を楽しんで歩いてみてください。

あなたの繊細さが、いつか最強の武器になる日がきっと来ます。
それまでは、そのふわふわとした感覚さえも、「頑張り屋な自分への、脳からの休息通知」として、愛おしく受け止めてあげてくださいね。