職場の「モラハラ磁石」を卒業しよう

Stressed Asian businesswoman surrounded by demanding colleagues in a busy office setting.

こんにちは。カウンセラーの大城です。

「どうして、どこの職場に行っても攻撃的な人が現れるんだろう」
「なぜか私だけがターゲットにされて、誰も助けてくれない……」

もし今、あなたがそんな風に自分を責めながらこの記事にたどり着いたのなら、まずは深呼吸をしてその重い荷物を一度降ろしてみませんか。

あなたは「弱い」のでも「仕事ができない」のでもありません。
実は、過去に過酷な環境を生き抜いてきた方ほど、自分を守るために身につけた「無意識の反応」が、図らずもモラハラ気質の人を引き寄せる「磁石」のようになってしまうことがあるのです。

今日は、その心のメカニズムを一緒に紐解いていきましょう。あなたが二度とターゲットにされず、安心して働けるようになるための「作戦会議」の始まりです。

モラハラ加害者と被害者が惹き合う「磁石」の正体

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モラハラは、加害者一人の問題だと思われがちです。
けれど心理学の視点で見ると、実は「支配したい人」と「それを受け入れてしまう人」の間で、パズルのピースがピタッと合わさるような現象が起きています。

①「投影同一視」という無意識のキャッチボール

加害者の心の中には、実は「無力感」や「ダメな自分」が隠れています。でも、彼らはそれを直視できません。
そこで、そのドロドロした嫌な感情を他人に投げつけ(投影)、相手をコントロールすることで「自分には力があるんだ」と思い込もうとします。

ここで、「相手の感情を優しく引き受けてしまう人」は、相手が投げたゴミ(負の感情)を「自分のもの」として受け取ってしまうのです。
これを受け取ってしまうと、加害者にとってあなたは「最高のゴミ箱」になってしまいます。

② 境界線(バウンダリー)の機能不全

かつて自分の「NO」を尊重してもらえない環境にいた方は、自分と他人との間の「境界線」が少し曖昧になっていることがあります。

相手の不機嫌を「自分のせいかな?」と思い込む
無理な要求を断ることに、ひどい罪悪感を感じる

この「境界線の柔らかさ」を、モラハラ気質の人は本能的に嗅ぎ取ります。「この人なら、どこまで踏み込んでも反撃してこない」というサインを、無意識にキャッチしてしまうのです。