「動けない」のは脳があなたを守っている証。

脳の「充電」ふんわりチェックリスト

Two students actively participate in classroom with hands raised, eager to answer.

お子さんの様子を思い浮かべて、当てはまるものがあるか見てみてくださいね。

ステージ1:今は「冬眠」のじかん

(脳のブレーカーが落ちて、自分を守っているとき)

  • お部屋に閉じこもったり、お布団から出られなかったりする
  • 昼夜が逆転していて、眠りのリズムがバラバラ
  • あまり表情がなくて、おしゃべりも最小限
  • 音や光にいつもより敏感で、しんどそう

アドバイス
ここにチェックがつくなら、脳は「完全シャットダウン」で命を守っている最中です。今は「何もしないこと」が最高のリハビリです。エネルギーを漏らさないように、そーっと見守ってあげてくださいね。

ステージ2:少しずつ「電気」が通ってきたかな?

(安心感の土台を作って、エネルギーを溜めているとき)

  • 好きなこと(ゲームや動画、趣味)なら集中できる
  • お家の中で、ふとした時に笑顔が見えるようになった
  • 「お腹が痛い」などの体の不調が、少しずつ減ってきた
  • 家族と一緒にリビングで過ごす時間が増えてきた

アドバイス
好きなことができるのは、脳に電気が通り始めた嬉しいサイン!でも、まだ「お家の中」という安全基地でしか動けません。ここで無理に外へ誘わず、「好きなことで脳が喜ぶ時間」をたっぷり作ってあげましょう。

ステージ3:そろおっと「お外」が気になりだした?

(考える力・前頭葉が動き出してきたとき)

  • 「学校以外の場所」や「新しいこと」に興味を持ち始めた
  • 自分の好きなことで「もっと知りたい!」と言うようになった
  • お買い物や散歩など、外出への抵抗が薄れてきた
  • 「これならやってみようかな」と前向きな言葉が出てきた

アドバイス
前頭葉が再起動して、「自分から動きたい!」という気持ちが育っています。でも、気持ちに体力が追いつかなくて、動いた後にどっと疲れることも。そんな時は「脳が成長痛を感じているんだね、すごいよ」と優しく声をかけてあげてくださいね。

今のステージがどこであっても、お子さんの脳は一歩一歩、確実に作り直されています。
「止まっている」のではなく「新しく生まれ変わるための準備」をしている真っ最中。

焦らなくて大丈夫。
お父さん、お母さんが「安心していいんだよ」という空気を届けてくれるだけで、お子さんの脳は魔法みたいに元気を取り戻していきます。それでもお父さんお母さんや周りにずっと一緒にいる人にとっては、とても苦しくもどかしい、自分を責めてしまったりするかと思います。そんな時はいつでも私たち【こころのかふぇ】にお話ししてみてください。

こころのかふぇのひとりごと。

実はね、私も昔とても激しいいじめを経験しました。
当時は世界から色が消えて、真っ暗な穴の底に一人ぼっちでいるような毎日でした。

でも、今ならはっきり言えます。
あの時動けなくなったのは「心が弱かった」からじゃない。
「ここは君の居場所じゃないよ!もっと広い世界があるよ!」って、脳が私を全力で守ってくれたからなんです。

焦らないでくださいね。
「あの時、しっかり休んで本当に良かったね」って、親子で笑い合える日が必ず来ます。
まずは今夜、温かいお布団の中で自分をぎゅっとしてあげてください。