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子育てでイライラ・ストレス爆発!?原因と解消法を解説

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村田有沙
身近な人には話しにくい内容など気兼ねなくお話下さい。誰かに“話す”ことは“離す”こと。一人で抱えずに誰かに話してみませんか?
目次

子育ては、喜びと同時に、想像以上に多くのストレスやイライラを伴うものです。

  • 「子どもの癇癪にどう対応すればいいのかわからない」
  • 「毎日ケンカばかりで、もう限界!」
  • 「育児疲れで心身ともに疲弊している」

そんな悩みを抱えている親御さんは、決して一人ではありません。
この記事では、子育て中のイライラの原因と解消方法を詳しく解説し、育児をより楽しく充実したものにできるようサポートします。

子育て中のイライラ・ストレスが「やばい」と感じる時の原因

育児ではさまざまなことが原因でイライラ・ストレスが発生します。
まずは、「子ども」「自分自身」「その他」の3つに分けてイライラ・ストレスの原因をみていきましょう。

子どもの行動による原因【6つ】

  1. 癇癪や暴言
  2. 言うことを聞いてくれない
  3. イヤイヤ期
  4. ケンカ
  5. 発達に関する不安
  6. 将来への不安

癇癪や暴言

突然の癇癪や暴言に、親も思わずイライラ。しかし、子どもの心の叫びかもしれません。気持ちに寄り添い、適切な対処法を学びましょう。

言うことを聞いてくれない

「何度言っても聞かない!」そんな状況に陥ったことはありませんか?子どもの気持ちに寄り添い、効果的なコミュニケーション方法を身につけて、イライラを解消しましょう。

イヤイヤ期

イヤイヤ期は、子どもの自我が芽生える大切な時期です。子どもの成長段階を理解し、上手に付き合える方法を見つけましょう。

ケンカ

兄弟喧嘩は、いつどこでも起こり得るもの。親は冷静に状況を判断し、適切な仲裁をすることが重要です。上手に解決することで、子どもたちの成長にもつながります。

発達に関する不安

発達の遅れや気になる行動に、不安を感じている親御さんも多いのではないでしょうか。一人で抱え込まず、専門家に相談し、適切なサポートを受けましょう。

将来への不安

子どもの将来について不安を抱くのは、親として自然な気持ちです。しかし、過度に心配しすぎると、親もストレスを抱えてしまいます。子どもの可能性を信じ、見守ることが大切です。

自分自身による原因【7つ】

  1. ストレス
  2. 育児疲れ
  3. 孤独感
  4. 不安感
  5. 育児に対する自信のなさ
  6. 完璧主義
  7. 周囲との比較

ストレス

仕事や家事、育児…現代社会を生きる私たちは、常に様々なストレスにさらされています。ときには、溜め込んだストレスは、イライラや怒りの引き金に…。上手にストレスを発散し、心身の健康を守りましょう。

育児疲れ

睡眠不足や栄養不足、運動不足…育児は想像以上に体力を消耗します。心身ともに疲弊した状態では、些細なことでもイライラしやすくなります。休息やリフレッシュをしっかりとることで、育児疲れを解消しましょう。

孤独感

「周囲に頼れる人がいない…」「同じ悩みを持つ人と出会えない…」孤独感は、イライラや不安を増幅させてしまいます。積極的に人と交流したり、専門家に相談したりすることで、孤独感を和らげましょう。

不安感

子どもの将来や経済的な不安など、様々な不安を抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。一人で抱え込まず、周囲に助けを求めたり、情報収集をしたりすることで、不安を和らげましょう。

育児に対する自信のなさ

完璧主義や周囲との比較は、自信のなさにつながり、イライラを招きます。子どもの成長に目を向け、自分なりのペースで育児に取り組みましょう

完璧主義

「ちゃんとした親にならなければいけない」「親らしくしないといけない」という思い込みは、イライラやストレスの原因になります。完璧を求めすぎず、自分のできるところに目を向け、子育てを楽しめるようにしましょう。

周囲との比較

SNSなどで見る、キラキラ輝く子育て姿に、つい自分と比べてしまう…そんな経験はありませんか?他者との比較は、無用なプレッシャーを生み出すだけです。自分の子どもと向き合い、ありのままを受け入れることが大切です。

その他の原因【5つ】

  1. 睡眠不足
  2. 栄養不足
  3. 運動不足
  4. 夫婦間の問題
  5. 経済的な不安

睡眠不足

睡眠不足がもたらす心身への影響は、想像以上です。集中力や判断力の低下、ストレスの増幅など、様々な悪影響を及ぼします。十分な睡眠を取ることで、心身をリフレッシュし、イライラを予防しましょう。

栄養不足

偏った食生活や食事を抜くことは、栄養不足を招き、イライラや疲労の原因になります。バランスのとれた食事を心がけ、心身の健康を維持しましょう。

運動不足

運動不足は、ストレスを溜め込みやすく、イライラを助長します。適度な運動は、ストレス解消や気分転換にも効果的です。自分に合った運動を見つけて、習慣化しましょう。

夫婦間の問題

夫婦間のコミュニケーション不足や価値観の違いは、ストレスやイライラを招き、育児にも悪影響を及ぼします。夫婦でしっかりと話し合い、協力して問題解決に取り組みましょう。

経済的な不安

家計のやりくりや将来への不安は、大きなストレスとなり、イライラを招きます。夫婦でしっかりと話し合い、解決策を探ることで、不安を和らげましょう。

子育てイライラ・ストレスを解消するための方法

ここまでは、「子ども」「自分自身」「その他」の3つに分けて子育て中に感じるイライラ・ストレスの原因をご紹介してきました。次では、上記の原因を踏まえ、各項目ごとにイライラ・ストレスの解消法をご紹介します。

子どもの行動への対処方法

  1. 子どもの気持ちに寄り添う
  2. 子どもの行動を理解する
  3. 子どもの成長段階を意識する
  4. 効果的なコミュニケーションをとる
  5. 適切な叱り方を学ぶ
  6. 専門家に相談する

子どもの気持ちに寄り添う

癇癪や暴言の裏には、子どものSOSが隠されているかもしれません。まずは、「大丈夫だよ」と共感を示し、子どもの気持ちをしっかりと受け止めましょう。

子どもの行動を理解する

子どもの発達段階や状況を理解することで、イライラの原因を減らすことができます。これは、子どもの行動は、大人とは違う視点があるためです。傍から見ると迷惑な行動をする子どもでも、内面はパニックになっていたり、困り感を抱えている場合があります。

子どもの成長段階を意識する

子どもは、それぞれ異なるペースで成長しています。焦らず、子どもの成長段階に合わせた接し方が大切です。特に、障害を抱えている場合には、精神的・身体的発達と実年齢との乖離が見られることが多くあります。その子どもの成長を記録することで、その子どもなりの成長や変化を実感しやすくなるでしょう。

効果的なコミュニケーションをとる

「〇〇してくれたら嬉しいな」「ありがとう」など、感謝の気持ちを伝えることで、子どものモチベーションを高め、親子でより良い関係を築くことができます。また、褒める時には子どもが出した結果に対しての言葉だけでなく、結果までの過程についても褒めることを意識してみましょう。

適切な叱り方を学ぶ

子どもの年齢や特性に合った、適切な叱り方を学ぶことが重要です。体罰や暴言は避け、子どもの成長を促すような叱り方を心がけましょう。

専門家に相談する

どうしても一人で解決できない場合は、専門家に相談することをおすすめします。子どもや自分自身、その他の原因で引き起こされる育児に関する悩みや不安を解消し、より良い子育てをするためのアドバイスを得ることができます。

自分自身へのケア方法

  1. ストレス解消法を見つける
  2. 休息をしっかりとる
  3. 栄養バランスのとれた食事を摂る
  4. 適度な運動をする
  5. 趣味を楽しむ
  6. 周囲に助けを求める
  7. 専門家に相談する

ストレス解消法を見つける

運動、音楽、趣味など、自分なりのストレス解消法を見つけて実践しましょう。溜め込んだストレスを定期的に発散することで、イライラを予防することができます。

休息をしっかりとる

睡眠不足は、イライラや集中力低下を招きます。質の高い睡眠をしっかりとることで、心身をリフレッシュし、育児をより楽しむことができます。

栄養バランスのとれた食事を摂る

偏った食生活は、栄養不足となり、イライラや疲労の原因になります。野菜や果物、たんぱく質など、バランスのとれた食事を心がけましょう。

適度な運動をする

運動不足は、ストレスを溜め込みやすく、イライラを助長します。ウォーキングやヨガなど、自分に合った運動を習慣化しましょう。

趣味を楽しむ

読書、映画鑑賞、音楽鑑賞など、好きなことに没頭することで、日々の疲れを癒し、リフレッシュすることができます。日々の忙しさから、「やりたいことがわからない…」といった場合には、今こなしているタスクの中から【やりたくないこと】を見つけて【やりたくないことをやらなくていい方法】を考え実践することから始めてみましょう。そうしてできた時間で、自分自身がやりたかったことのための時間に使えるようになります。

周囲に助けを求める

家族や友人、行政機関など、周囲に助けを求めることをためらわないでください。一人で抱え込むよりも、周りの協力を得ることで、育児をより楽にすることができます。

専門家に相談する

育児に関する悩みや不安が大きすぎる場合は、専門家に相談することをおすすめします。客観的な視点からアドバイスを受けることで、新たな解決策を見つけることができます。

その他のケア方法

  1. 便利グッズを活用する
  2. 子育てに関する情報を収集する
  3. 同じ悩みを持つ人々と交流する
  4. 育児休暇や育児支援制度を利用する
  5. ひとり時間を大切にする

便利グッズを活用する

手間をかけることイコール愛情ではありません。ベビーモニターや自動調理器など、便利な育児グッズを積極的に活用しましょう。時間や手間を節約することで、イライラを減らすことができます。

子育てに関する情報を収集する

育児に関する書籍やウェブサイト、SNSなどを活用して、最新の情報や知識を収集しましょう。不安な気持ちや疑問を解消することで、自信を持って育児に取り組むことができます。ただし、検索をすることで不安が増長する場合には、各情報との距離をとった方が不安解消に効果的です。

同じ悩みを持つ人々と交流する

同じ悩みを持つ親御さんとの交流は、大きな支えとなります。育児サークルやオンラインコミュニティに参加することで、情報交換や共感を分かち合うことができます。

育児休暇や育児支援制度を利用する

夫や家族、行政機関などのサポートを受けることで、育児の負担を軽減することができます。2022年10月からは「産後パパ育休制度」が導入され、パパの育児休業制度が改変されました。近い将来には、育児休業給付金の割合も改変される方向性が、政府からも示されています。育児休暇や育児支援制度を積極的に活用しましょう。

ひとり時間を大切にする

育児に追われる毎日の中で、自分だけの時間を作ることも大切です。カフェでゆっくりお茶を飲んだり、美容院でヘアケアを楽しんだり、ひとり時間を確保することで、心身ともにリフレッシュすることができます。

イライラ・ストレスを減らし、笑顔で子育てするヒント【3つ】

完璧主義を捨てる

子育てに完璧を求めようとすると、イライラやストレスが溜まりやすくなります。また、自分では気付かないうちに、思考が凝り固まってしまっていることも…。完璧ではなく、「ほどほど」を意識することで、気持ちが楽になります。

小さな成功体験を積み重ねる

子育ては、小さな成功体験の積み重ねで成り立っています。子どもの成長や変化に目を向け、小さな成功体験を積み重ねることで子どもの成長を実感し、子育てに楽しさを見出すことができるでしょう。また、子どもの成長とともに実は親自身も成長しているもの。親になってからの自分自身の成長や変化もしっかり認めてあげましょう。

自分自身を大切にする

子育てにばかり気を取られず、自分自身を大切にすることも重要です。休息やリフレッシュをしっかりとることで、心身ともにリフレッシュし、イライラを減らすことができます。また、気になる症状がある時には我慢せずに病院へ行く、定期的に歯医者へ行くなど大きな症状が出る前に、自分自身のケアもこまめにしましょう。

周囲に助けを求める

一人で抱え込まず、周囲に助けを求めることも大切です。家族や友人、専門家など、様々な人に助けを求めることで、イライラを解消することができます。「知っている人には話しにくい…」「専門家に話を聞いてもらいたい…」といった悩みはカウンセラーに話すこともひとつの方法です。

まとめ

子育ては、決して簡単ではありません。しかし、イライラの原因を理解し、適切な対処法を実践することで、育児をより楽しく充実したものにすることができます。この記事が、子育て中のイライラに苦しんでいる親御さんの少しでも参考になれば幸いです。
こころのかふぇにはさまざまな経歴のカウンセラーがいます。各分野の専門家に気軽に相談してみませんか?

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