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子供のなぜなぜ期がきた!正直疲れる?対処法

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大城 眞抽美
お薬だけでは難しいこともあります。本格的に精神医学を研究、シングルマザーや不登校児童、OD問題、ナイトワーク女性へカウンセリングをしています。あなたの人生はあなたのもの。一緒に進んでみませんか?
目次

3・4歳頃から始まる『なんで?』『どうして?』

3・4歳頃から始まる質問の嵐について、正直疲れるというママさんは少なからずいるのではないでしょうか。
「なんでお月様は丸いの?」「なんで風はふくの?」など、大人もどう答えて良いのかわからない「なんで?」がたくさんとびかかってくる時期があります。

これを『なぜなぜ期』といいます。

なぜなぜ期には正式名称があり、下記の通りです。

第一質問期

『なぜなぜ期』の前の段階で、イヤイヤ期が終わった、だいたい1歳半~2歳頃の物や名称を聞く時期で 「なになに期」と呼びます。物の名前を聞き、言葉の数を増やしていく時期でもあります。

第二質問期

3歳~6歳くらいになると第二質問期がやってきます。これが『なぜなぜ期』です。興味や関心があふれてくる時期なので、意味や原因を理解したがります。この時期に「知ることって楽しい」「わからないことが分かるようになった」「発見があって楽しい」と感じると、学校や家で自主的に学ぶ子供になります。

「なになに期」と「なぜなぜ期」の違い

なになに期・・・物の名前や名称を聞いてくるので大人もそのまま答えられる簡単な質問になるので答えやすいものになります。

なぜなぜ期・・・「なんで空は青いの?」「なんで鳥は飛べるの?」と難しい質問をしてくるようになり答えるのが難しくなります。

3歳頃には8割まで脳は成長する

子供の【脳】は3歳くらいまでに大人の8割ほど成長しています。
なので目に留まるたくさんのことに疑問を抱き、質問をしてきます。何度も同じ質問をして答えを聞くことで、脳神経に「答え」を覚えさせようとしている大切な時期なのですね。

ですが、ここで大切な時期だからと身構えてしまっては正直疲れてしまいます。
質問期の頃は親も一緒に楽しむことが大事です。大人もそうですが、勉強や苦手なことってつまらなかったり大変だと思うと自分からやる気はでてきませんよね。子供も大人も【楽しむこと】ゲーム感覚で、分からなかったら一緒に調べてみたりすると子供とのコミュニケーションにもなりますし、子供は知ることが楽しいと思うようになります。

人は「楽しい!」と感じているときに脳が活性化され、学習効果が高くなります。
そして子供は自分の疑問に受け答えしてくれることを認識すると、自己肯定感がとても高くなります。

これだけはやってはダメ

受答えを後回しにする

子供が質問をしてくるとき、食器を洗っているときやママ友と話してるとき、何かしら家事をしているときなど忙しいときが多いかもしれません。「なんでこんな忙しいときに…」と思って「ちょっと後にしてあっちで遊んでて」と後回しにする対応はなるべくやめましょう。

子供は目につくもの全てに興味を持つので、親が後から聞いても大抵忘れています。
自己肯定感や学習意欲の高い子に成長させるためには、なるべくその場で答えてあげましょう。

質問じたいを笑う

子供は大人が疑問にももたない意外な事や突拍子もないことなど、質問してくることがあります。
そのときに笑ってはいけません。純粋な疑問に笑ってしまうと、子供は繊細なので傷つき「また質問したら笑われるかな」と不安になって質問をしなくなってしまいます。

急かしたり怒る

質問をしてくるとき、一生懸命自分の知ってる言葉で話しかけてきます。そのとき、「早くしてよ」など急かしたりはしないようにしてください。急かされるとうまく伝えられない自分に対し、自信をなくしてしまう子供に成長してしまいます。

からかう

純粋に興味をもったことをからかったり「そんなことも分からないの?」「そんなわけないでしょ」と否定するようなことは、しないようにしましょう。私たち大人はたくさんのことを経験して学習しているので、自分たちには当たり前だと思うことがたくさんあるかと思います。

けれども、子供はまだ数年しか生きていません。経験も少ないので分からないことだらけです。子供の疑問にはきちんと答えてあげましょう。

なぜなぜ期がうちの子には来ない?

反対に、『なぜなぜ期』が来ない子供もいます。
そして、医学書を読んだり医師に相談をすれば、3歳~6歳頃にでますと言われて不安になってしまいます。ですが、人によってさまざまで正解はありません。6歳を過ぎて突然いろいろ質問をしてくる子もいれば大人になってもでてこない子はたくさんいます。

うちの子だけ来ないなんておかしいと焦らないでくださいね。特に今の世の中はネット時代です。ネットで検索すれば膨大な情報がでてくるでしょう。情報の中には間違ったことや来ない子は病気であるなど多く検索されます。先程もお伝えしましたが、正解はありません。ゆっくりペースで成長する子供もいれば早く成長する子供などいろいろです。

もし不安でしたら、日々の生活の中で子供が疑問を抱くように「それはなんでだと思う?」「ひまわりが太陽の方に顔を向けるのはなんでなんだろうね」など、反対に質問をしてみてください。
そうすると、子供は自分で「なんでだろう」と疑問をもち始め、聞いてきたり調べ始めたりしていきます。

楽しんだもの勝ち!

いやいや期が終わったと思ったら次はなぜなぜ期。しんどいし正直疲れると思います。ですが思考力を高めたりもできる大切な時期です。「自分の質問は価値のあるものなんだ」と感じ、学ぶことの楽しみを知っていきます。

段々成長していくと、自分から調べたりして親や周りに聞くことは少なくなっていきます。
子供の疑問は大人になっても知らなかった、新たな発見につながるかもしれません。
親も一緒に発見を楽しんでみてくださいね。

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