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些細な事で怒る人の心理と原因

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大城 眞抽美
大城 眞抽美
朝が来るのが怖い。身体に重力がのしかかってきて動けない。私は以前そんな経験をしました。あなたは負けたんじゃない。弱くもない。ずっと頑張ってきたのだから、「偉かったね。お疲れさまだね」って言ってあげよう
目次

なぜすぐキレる人がいるの?

街中で肩がぶつかっただけなのに、すぐに怒鳴ってきたりする人や、そんなつもりで言ってはいないのに、そのことに対して気に入らなかったとネチネチと言ってきたりとか、自分の思い通りにならなくてテーブルを叩いたり物にあたってくる人など、些細なことでずっと怒っている人いますよね。

あれは何でなのでしょうか。
たんに短期だから?性格の問題?
確かに育ちの原因も多少なりともありますが、これは前頭葉が未発達である場合に『すぐ怒る』ことが原因です。

前頭葉とは、私たちの理性を保ってくれる大切な場所です。以前に違う記事でお伝えした通り、お酒を飲むと前頭葉から麻痺してその人の隠された本性(素の姿)がでてきてしまうとお伝えしました。
この、前頭葉の発達は10代頃まで発達する場所であり、20歳には成長がストップする場所です。

すぐに怒る人は子供の頃、親や周りに可愛がられ叱ることもなく、我慢や抑制をせずに育つと、この部分の発育が弱くなり大人になって『すぐキレる人』になってしまいます。
子供の頃、どういった環境がキレる人をつくってしまうのか、具体的に下記でお伝えします。

怒りっぽくなる原因は子供時代にあり

自身の感情を我慢・否定された

子供の頃、あなたは親から甘やかされましたか?それとも、我慢を強いられましたか?
甘やかすことでわがままになったり、すぐに怒る人へと成長するわけではありません。我慢を強いられてきた子供の方が怒りっぽくなってしまいます。
そして、親から否定されてしまうのも原因のひとつになります。

例えば、親がいない時にお手伝い(お皿洗いやお洗濯など)をしていたとします。褒められたくてやったことなのに、「危ないから一人でやらないで」「ちゃんと洗えてない」などと子供に言ってしまうと、子供にはそれが辛い気持ちと怒りの感情でモヤモヤしてしまいます。
幼少期の頃など、泣いていたら親に「うるさいからいい加減泣き止んで!」と言われてしまったりすると、本当の気持ちを抑え込む癖がつき、気に入らないことがあると『怒り』や『攻撃的な態度』をとるようになります。
抑え込んでいた感情が『怒り』の感情として周りに発散するようになるのです。

親や周りが怒りっぽい

家族は似てくると、よく聞きます。その通りで、子供は無意識に一番身近な大人の行動を真似しようとしてきます。親が怒っているのを見た子供の脳は、自分自身も怒っているときと同じ活動を脳内でしているのです。

つまり、これは『ミラーニューロン』という私たちの脳の中にある神経細胞のしわざです。
他人が運動をしている姿を見ているとき、本人はただ見ているだけのつもりでも実際には、脳の運動を司る部位にあるミラーニューロンが反応し、一緒になって興奮したり感動したりします。
この神経部位が無意識に子供にも働き、真似をしたりしてしまうのです。

パソコン・スマホなどのストレス

今では子育ての必須アイテムとしても役立っている、スマホやタブレットもキレやすい人に育ててしまいます。
スマホやタブレットがあれば、外出時には子供はそれに夢中でおとなしくYouTubeやアニメを観てくれて、親はとても助かると思います。
ですが、セロトニン神経を弱らせるものがそれには多く含まれています。
例えば、疲労、ストレス、夜型生活、運動不足、コミュニケーション不足などです。これによってストレスがたまりイライラしたりするようになります。
あまり、大人もそうですが子供にも長い時間与えてはいけません。

甘いお菓子を食べすぎる

意外かもしれませんが、人がキレやすくなるのは血糖値の低下も原因のひとつです。
あなたはこんな食べ方していませんか?もしくは、子供にこういった与え方をしていませんか?

空腹時に甘いものや炭水化物など、いきなり口に入れると、血糖値が急上昇します。
びっくりした体が血糖値を下げるホルモン・インシュリンを過剰分泌して、低血糖が起こってしまいます。
朝ごはんを食べずに出社や登校をするのもよくありません。なぜかというと、朝ごはんを食べないと空腹になりますよね。そうするとやる気をだそうと菓子パンや甘い飲み物を口にします。血糖値は上昇しやる気はでますが、身体の中ではインシュリンが過剰分泌し、血糖値は低下、1時間を過ぎたくらいから身体はしんどくなり集中力は低下し、次第にイライラし始め怒りっぽくなります。

脳の反応については下記の順番になります。

①血糖値が低下すると脳は不安状態になる(お腹が空いて不機嫌になるのもこれが原因です)
②身体が血糖値を上げるホルモンを連打してくる(興奮作用のアドレナリンも含まれます)
③興奮し攻撃的になる

すぐキレて社会生活に支障がでたら要注意

間欠爆発症

間欠爆発症とは、些細なことで急に感情を爆発させ、激しい言葉で相手を攻撃する障害です。
恋人や友人の些細なことでも怒ったり、暴力をふるったりして人間関係が壊れたり仕事でもうまくいかなくなってしまった方は注意が必要です。

発生する頻度は軽い場合ですと、3カ月平均で週2回、30分もたたないうちに収まるのが典型的です。重度の場合は1年に3回ほどですが、相手に負傷をさせたり物を壊したりします。
怒りや感情を抑えきれず衝動的に生じる行動で、本人は後々後悔したり反省したりします。怒るきっかけは相手の言動が自分では想像していなかったことだったり、自分の思い通りにいかなかったことであったり、周りの人は「そこで怒るの?」というところで爆発させてきます。

なので、友人や恋人、妻や夫に対して理想的なものがあり、それに反した場合に怒りを爆発させ、人が離れてしまうことが多くあります。

これは持続性の障害ですが、一過性のこともあります。多くの場合、40歳くらいになると行動の激しさが減っていきますが、ほかに負っている障害が強くなると、怒りの行動の頻度が増すこともあります。

治療で治ります

間欠爆発症は、時間はかかりますがきちんと治療をすれば治ります。
この症状も、他の精神疾患と同じように薬物療法と精神療法を一緒に行う治療が、もっとも成功しやすいというデータがあります。
衝動がどのようにして爆発に至るかを本人に理解させ、爆発的な行動ではなく言葉で表現できるようにすることを治療では行います。
それと同時に、気持ちを安定させるお薬を投薬しながら治療をすすめていきます。

発症させないために

ここまで子供の頃の環境がいかに大切であるかなどをお伝えしてきました。
発症させないためには、子供は感情をうまく言葉では表せずに泣くことなどで表したりしていきます。それがどんな感情なのか、どう思っているのかを子供に話かけてください。
今、自分の中で湧きおこっている感情そのものに気づき、それを言葉で表現させる力を子供の頃から教えてあげることが大切です。

もし子供がおじいちゃんおばあちゃんにプレゼントをもらったとしましょう。子供はうれしくてにこにこしながら飛び跳ねています。その時に親は「うれしいね」と言ってあげてください。おもちゃが壊れて泣いている時には「辛かったね」と一言添えてあげるのです。
この行為は子供の気持ちを言葉にして教えてあげるものになります。ここから段々と感情を学んでいくのです。

絵を描かせる

子供に絵を描かせることも効果があります。ただ単に、絵を描くことではなく「怒っている顔と身体の絵」「笑っている顔と身体の絵」「泣いている顔と身体の絵」を遊びの中で描いてもらうのです。
そのときに目が赤くなっていたりつりあがっていたり、目から青い大粒の雫が流れていたり、いろんな顔の絵がでてくるでしょう。
それを見て子供は、怒っているときはこんな顔をするんだななど理解していきます。
そして、人の感情を読め、理解できるようになる効果があります。

ぜひ子供と遊びながらやってみてくださいね。

間欠爆発症セルフチェックをしてみよう

1. 以下のいずれかの行動が突発的に起こり、自分でも制御できない状況が何度も起きる。

2  身近にいる動物や他者に対して、理不尽な非難をしたり罵声を浴びせるなど、言葉での攻撃を行うことが週2回ほどのペースで起こり、それが3ヵ月以上続いている。
3 自分の持ち物を衝動的に壊したり、動物や他者に怪我を負わせことが1年の間に3回起きている。

4. 上記1の症状が起きている人物は6歳以上である。

5. 1の状況では、原因はささいなことでも烈火のように激しく反応してしまう。

6. 1の状況は、特にストレスが溜まっていなくても突発的に起きる。また、攻撃や破壊をすることで自分を有利にしようとする意図はない。

7.  1の状況が起きるのは本人にとっても辛い。また、仕事や人間関係、家計などの維持が困難になる可能性が高い。

上記の1~7のすべてに該当する場合は、間欠性爆発性障害/間欠爆発症(キレ症)の疑いがあります。

※参照 カメは七転び八起きさん

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