やる気を維持させる
こんな経験はありませんか?
宿題や家事、仕事など大人も子供も「さぁ、やるぞ!」と思っていても途中で飽きてきたり、なんとなくやる気が失せてしまったりと集中力を維持できる人は、なかなかいないかと思います。
ですが一方で集中力やモチベーションに長けていて、掲げた目標などを達成する人もいますよね。
この違いはなんだと思いますか?
違いは『やる気やモチベーションをいかに維持できるかどうか』これだけの違いです。
詳しくどんな方法があるのか見てみましょう。
この記事を読めば、あなたもお子さんもやる気を維持できるようになります。
自分のパターン・癖を知ろう
ここで質問です。下記の質問に答えてみてください。
普段の会話の中で、子供に質問をして、この子はどういうタイプなのか知ってみるのもありかもしれません。まずは自分のタイプは何か知っておくために自分自身に質問をしてみるのもありかもしれませんね。
質問1
Q. あなたが何か目標を掲げ、それを行おうとした場合、どちらを考えますか?
A. 周りから褒められたい・得をしたい
B. 損をしたくない・批判されたくない
Aを答えた人は【目的志向型】で、Bを答えた方は【問題回避型】です。
Aと答えた【目的志向型】タイプの人は、目標を追うことでやる気を出し、何かを得ることに視点が向かっているため、問題点を発見することが苦手です。なので問題ばかりが山積みになり、やる気が失せてしまいます。
Bと答えた【問題回避型】タイプの人は、問題が起こりそうな時、モチベーションを発揮します。ですが、「もうすぐで達成できるよ!ご褒美が待ってるよ!」と周囲から言われても、やる気は冷めていて、何か追い込まれている状態でないと本来の力を発揮できないことがあります。
質問2
Q. あなたが何かを取り組むときどちらかというと
A. いろんなやり方・方法を見つけて取り組んでいく
B. 説明書など正しい手順や正しいやり方があるほうが取り組みやすい
Aと答えた人は、【オプション】タイプで、Bと答えた人は【プロセス】タイプです。
【オプションタイプ】の人は新しいやり方を発見したり、試してみることを好むタイプです。決められたやり方が苦手で、自分のアイデアや発想などが活かせないとモチベーションが下がる傾向があります。
このタイプの場合、仕事や家事などルーティンになりがちであれば、休日の日だけは自分のアイデアが活かされる体験をしていくことでやる気が維持されるようになっていきます。
【プロセス】タイプの人は正しいやり方といったプロセスを好みます。やり方が整っていない人を見るとストレスを感じやすく、機嫌が悪いときに真逆の「オプション」タイプの人を見ると、いい加減に見え腹を立てます。
このタイプの人がやる気が失せている場合、やることを一つ一つ整理するとモチベーションが維持できるようになります。
質問3
Q. あなたが何かを取り組むとき、どちらですか?
A. とりあえず行動する。あまり考えない
B. 状況を見たり情報収集したり、自分で分析をしてから動き出す
Aと答えた人は【主体行動】タイプで、Bと答えた人は【反映分析】タイプです。
【主体行動】タイプの人は、とにかく行動することを大事にし、すぐに動くことでやる気が出てきます。なので、意味のない話し合いや何も決まらない会議、理屈だらけの話を聞かされるとモチベーションが沸かず、違うことを考えてしまうようになります。
このタイプの人のモチベーションが下がっているときには、とにかく動く、やるということを重視すると、モチベーションは高まりやる気が維持できるようになります。
【反映分析】タイプの人は、情報収集をしたり、分析をすることでモチベーションを維持していきます。先程のタイプとは逆で、効率的に仕事を進めていこうと考えているタイプの人です。
この人のやる気がイマイチな時は上司や相手が『主体行動タイプ』の人である場合が多く、「いいからとりあえず動いて!」と急かされているときです。
こういう場合は、集中して分析する時間を確保したり、少し動いて収集している情報の精度を上げていこうという意識を持つことによって、モチベーションを維持できるようになります。
これまでの質問をまとめると
- 目標に向かうか、問題回避にエネルギーが注がれるのか。
- 新しいやり方を重視するか、正しいやり方を大切にするか。
- すぐ行動するか、分析して情報収集するか。
この他にも
- 自分で決めるか、人の意見を参考にするか。
- 相手の気持ちを重視するか、それとも達成やタスクを重視するか
- 一人でやるほうがやる気が出るか、みんなでやることでやる気が上がるか
このような質問で、あなたの無意識に反応するパターンをいくつか知ることができます。
この自分のパターンが見えてくれば、やる気の高め方が見えるようになっていきます。
※参照:NLP – LABプロファイル公式サイト
「LABプロファイル」という言語スキルを参照しています。
価値観を活用してやる気を上げる2つの方法
あなたは人生において、何を大切にしたいと考えていますか?
例えば「愛情・家族・友人・お金・健康」や、それ以外などあげられます。
もし家族が大切であると考えている場合、家族に何か危険が起こりそうだと感じれば必死になって守ろうとします。そのため必死に動いたり考えたりするわけですから、やる気が高まっている状態です。
反対に自分の大切にしている価値観と、やることが結びついていなければそこまでやる気は起きません。
やる気やモチベーションを高め維持するためには、自分の価値観を理解し、優先順位を立てなければなりません。
実際にやってみよう
- 次のように質問をしましょう(例:仕事)
「仕事で大切にしたいことは何?」
→ 経験
「経験のほかに、仕事で大切にしたいことは何?」
→ 成長
「成長のほかに、仕事で大切にしたいことは何?」
→ 楽しさ
「楽しさのほかに、仕事で大切にしたいことは何?」
→ 人とのつながり
このように質問をしていって答えがでなくなるまで、なるべく短く簡単に答えていくようにします。 - 優先順位をつける
先程出た答えの優先順位を決めていきます。ポイントは直感的に大切だと思った順に並び替えていくことです。
例:楽しさ/経験/人とのつながり/成長 - 声に出してみる
- 次のようなセリフを参考に声に出して順番に読み上げ、違和感がないか整理します。
「私が仕事で大切にしていることは、一番が楽しさで、二番目が経験で、三番目が人とのつながりで、そして最後が成長です。」 - 日常の中でその価値観に結びつく行動を増やしていきます。
これをすることによって、日々の充実感や満足感を得られます。
スタンフォード大学の実験例ですが、先生が学生たちに日記をつけるように指示をしました。
Aグループは毎日起った良い出来事の内容を書き、Bグループは自分が考えている大切な価値観を書き出し、その価値観に結びつくどんな行動をしたのかを書くようにとのことです。
結果は、Bグループの方が、「健全な状態を感じていた」というものです。
やる気を上げるパワーポーズ
これは非常に簡単なものです。ぜひ子供と楽しく行ってみてくださいね。
人はやる気が起きていない時、背筋が曲がったり顔が下に向いていたりしています。
反対にやる気がある時は背筋がピンと伸びていたり顎が上がっていたり、顔は下には向いていません。
パワーポーズとは、ハーバード・ビジネススクール教授のエイミー・カディのボディーランゲージに関する研究によるものです。
体の位置を変えるだけで、他人の認識、そして私たち自身の体の化学反応さえも変えることができることを明らかにしました。
パワーポーズ例
例:両手を上にあげる・両手を頭に組み足をデスクにあげる・立っているときにデスクやイスに乗り出す・座っているときに足をテーブルの上に投げ出す・腕を頭の後ろで組んで後ろにもたれかかる。
やる気のホルモンを放出し、心の状態をポジティブにしたり、自信を高めるやり方です。
これを2分間行ってください。2分間、自信のあるポーズを取ったり、自信のないポーズを取るだけで、脳内の化学物質の分泌が変わり、より自信を持てたり、よりストレスを感じるようになることが新たに発見されています。
なので、このパワーポーズを意識的に行うことで、本当に自信がついたり強い気持ちに変化していくことが段々と実感できるはずです。
「フリをしてやり過ごすのではなく、フリを本物に」エイミー・カディの言葉です。
もしご紹介したもの一つでも実践できそうだなと思うものがあれば、ぜひやってみてくださいね。
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