あなたは幸せになっていい

「運がない人」はいません

こころとこころをつなぐ、こころのかふぇ
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大城 眞抽美
朝日報道番組ABEMA・30代女性雑誌Poco'ce・リライズNewsなど出演。人間は客観的な現実を理解することはできないという立場を取り、主観的経験の構造の研究を行いカウンセリングを行っています。
目次

運がないと感じるのは100%の決めつけ

あなたは運が良いですか?それとも、悪いですか?

私もこれを知る前は「今日は運なかったなぁ」と不満を口にだしていました。それに悪いことって結構何回か続けてくることが多いんですよね。
だから余計にネガティブになってしまったりして、いつでも運がついてる同僚を見るたび「この差はなんだろう」と悲観していました。

脳科学と心理学の観点では、脳の使い方で運の良し悪しは変わります。
運が良い人は前向きになって視野が広がり、ますます運が良くなっていく傾向にあるという事がすでに解明されています。
反対に、不安などネガティブな感情にとらわれてしまう人は、ストレスホルモンが分泌され視野が狭くなる結果、運が落ちてしまうことが実証されています。

これを理解して上手に脳を使えば良い方に変わると思いませんか?

「運」というのは自由自在に変えられる

ここで少しだけ難しいお話になります。

「海馬」と「前頭葉」は聞いたことはありますか?
私たちの脳にある機能の一部分ですね。

海馬は前頭前野という部位と連動していて、受け取った情報を長い期間記憶しておくべきかどうかを判断する重要な器官です。 この一時的な記憶の保存機能を、ワーキングメモリと呼びます。 もしワーキングメモリがなければ、インプットしたそばから忘れてしまい、長期記憶どころの話ではありません。生活をするうえでとても大切な機能になりますね。
そして、海馬の大元である前頭葉は思考や理性などをコントロールしています。

前頭前野と海馬といった脳の一部は、大人になっても細胞が増えて成長するということが最近の研究で明らかになりました。
なので、私たちの脳は積極的に記憶したり、自分で選択、意思決定をするといったことをたくさん使ってあげると、日常的に脳のトレーニングが出来ます。

そして、鍛えられた脳は次第に、今まで気づかなかった嬉しいことなどを見つけられるようになり、自分はなんてHAPPYなんだ、自分は今日もついているなと変化していきます。

強運の身につけ方

「運」というのは、その人の振る舞いによって変わるものではないのかと、私たち心理学者の中では考えられ、実証されてきています。

ということは、振る舞いを変えていき、トレーニングをしていけば強運を手に入れられるのではないでしょうか。

ビッグファイブ

まず、「ビッグファイブ」という言葉はご存じですか?

多くの企業で用いられる適性検査を理解するための指標ともなっている理論です。
人には、開放性・外向性・誠実性・協調性・神経症傾向の5つがあります。

例えば、自分で「私は運がいいから」と思っている人は開放性と外向性が高いことが分かっています。こういった人たちの特徴は落ち着いて行動し、臆することなく新しい物事にも積極的に挑戦し、自らチャンスを掴んでいくという傾向があるということです。

実験で、このスコアが低い人に思考パターンを変えるトレーニングをしてみました。
すると、徐々に思考が変わりはじめ、「自分の周りで良いことが起こるようになってそれが続くようになった!」と報告されたという結果が得られました。

運は平等にくる

実は「運」というのは平等に与えられています。
それを活かせられているか、そしてそれに気づいて行動しているかが大切になります。言葉で言うのは簡単ですが意外と難しいですよね。

日本人は特に開放性・外向性が低い傾向にあります。
なので、それを上げていくには最初は小さなことから変えていき、高めていくことがポイントです。

例えば、「今日は違う道を歩いて会社に行ってみよう」とか、「今日はホテルのラウンジで珈琲を飲んでみよう」とか、「あまり会話をしないあの人に挨拶をしてみよう」など普段とは違う意思決定をしてトレーニングしていくと、あなたの運は上がっていきますよ。
これは私も実践し、トレーニングをして確信しているのでやってみて損はありません。

モノマネをする

憧れの人(ドラマやアニメ)などの好きな人の良いところを真似してみましょう。
運が良い習慣を送っている人の真似をすることで、あなたの普段からの行動が変わりますよね。そして、運を良くするためのきっかけにもなったりします。

ここでは、真似をする人の行動よりも「どんな習慣があるのか」に着目してみてください。

新しいことを受け入れる

新入社員や転校生、引っ越してきた隣人の方と仲良くなれたり、なんでも好き嫌いせず、流行りのものなど興味をもてたりできることも運が良くなるポイントになっていきます。
そして、旅行も計画をせず、行き当たりばったりでも楽しめるメンタルをもてれる人は「こんなに楽しいことがあるなんて、やっぱり自分は運が良い!」と思える傾向が強いそうです。

何も決めずに楽しめるように、少しずつトレーニングをしていくのもいいですね。

運が良い人の特徴は

  • 外向性が高い
  • 新しいものを受け入れる
  • プレッシャーに強い
  • 自己肯定感が強い
  • 楽天的

無理に変えなくてもOK

ここまで運のつくりかたを説明してきましたが、自分は世間からズレてるな、おかしいのかなと考え塞ぎこみ、無理やり自分を変えなくてもいいと思います。

どうしても会社や学校に行けない、教室に怖くて入れないのなら、無理に行こうとしなくてもいいんです。他に選択肢はいくらでもあります。今行かずにできることを考えてみればいいんです。
世間が言う普通とは一体なんでしょうか。
自分を世間の標準に合わせる必要はありません。時には合わせることも大事だと思う人もいるでしょうが、一番大切なのはあなた自身です。そのあなた自身を最大限に生かしてください。
これは、「運」が良い人に当てはまる条件であると、私自身思います。

自分を雑に扱う人は、周りも雑に扱います。他人よりも自分のものさしで考え行動をすることがより大切ですね。
そして、おすすめなのが一日のはじめと終わりに、自分を見つめ整える時間を持つことです。
なりたい自分や叶えたい目標に対して、頭の中で描いたり、紙に書きながら想像すると、わくわくしませんか?脳に幸せホルモンが分泌され、どんどん運の良い脳になりますよ。
これは、私がおすすめしているジャーナリングという書く瞑想にあてはまります。
お時間が5分でもある方は、HPに記載されていますジャーナリングを、ぜひやってみてくださいね。

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