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13人中11人成功した恋愛テクニック

こころとこころをつなぐ、こころのかふぇ
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大城 眞抽美
朝日報道番組ABEMA・30代女性雑誌Poco'ce・財経新聞など出演。人は客観的な現実を理解することはできない。 認知神経科学の観点から意識を研究、特に30代女性1万人以上カウンセリングしています
目次

恋愛と心理学

私の大学時代の友人のお話です。友人はバイト先に想いを寄せている先輩がいると話してくれました。

ですが、長年恋愛経験もなくどうしたら良いのかサッパリだと焦っていました。私は心理学を勉強していたこともあり、彼女と一緒に心理学を持ちいりながら実践をしていきました。

最初はなかなかうまくいきませんでした。
ですが、1年3ヶ月程で恋は実り、4年後には結婚まで辿り着きました。
今は3人の子供にも恵まれ素敵なママになっています。そのことが私の友人内で広まり他の友人からも頼まれたので同じように実践したところ、13人中11人も成就しました。

恋愛にも心理学は応用出来、活用が出来れば叶えることは難しくないんだとこの時は本当に実感しました。

よく、あまり美人ではない普通な感じの子なのに、途切れることなく彼氏がいたりモテている女性っていませんか?その人たちは上手に心理学を使っている可能性もあります。そのテクニックをあなたにだけお伝えします。ヒントになればうれしいです。

ラポールの大切さ

ラポールとはフランス語で「橋を架ける」という意味です。心が通じ合い、互いに信頼しあい、相手を受け入れることを表します。 これは恋愛で最も重要なコミュニケーションスキルの1つになります。信頼関係を築く為に最初に身に着けて覚えておくと良いですね。
ラポールを形成する為には、5つの手法があります。

ミラーリング・ペーシング・マッチング・キャリブレーション・バックトラッキング

この5つです。

ミラーリング

これは有名かもしれません。ミラーリングのミラーとは鏡のことを指します。自分と同じ動作を取っている人を見ると、親近感を感じた経験はありませんか?相手に対して好意を感じるとともに、無意識に自分もその人の動作に似てくるのがミラーリングの効果になります。ただ、その人のする動作を凝視してすぐに真似するのは逆効果です。あくまでも自然に、一呼吸おいて行うことが大切です。

ペーシング

ペーシングとは、相手の状況や話し方、瞬きの回数、声のトーンや表情の作り方、呼吸など相手のペースを合わせることです。もしあなたが職場でテキパキしていて早口な人だとしたら、スローペースでゆっくり話す相手と行動をするものなら、なんだかイライラして早くしてほしいと癇癪を起こしてしまいますよね。なので、もし相手に好意があり振り向いてほしければペースに合わせなければなりません。最初は大変ですが、これを行うと「一緒にいるとなんだか落ち着くし話しやすいな」と相手が心を開いていきます。

マッチング

これはペーシングと似ていますが、慣れるまでは少し難しいものになります。より言動を意識するのがポイントで、聴覚で感じる部分を合わせることで話しやすさや心地よさを感じさせられます。例えば声の強弱や声のトーン、呼吸のタイミングなどです。

キャリブレーション

キャリブレーションとは、相手の感情を予想して言葉を選んだり、声のトーンを調整したりすることを指し、心理状態を把握する手法になります。相手と会話をしている際に話している内容だけでなく、相手の表情や姿勢、声の感じなどに注意を向けることで相手の本当の気持ちが分かってきます。

例えば、相手の好きな釣りの話をすると声が若干高くなって大きくなるとか、特定の人の話をすると眉間にシワがよって声が小さくなり、もごもごと聞きづらくなるなどです。
このキャリブレーション能力を高めるには、相手をよく観察してコミュニケーションの取り方を変えるのがポイントです。

バックトラッキング

簡単に言えば「オウム返し」のことです。相手が話したことを繰り返す手法になります。

例えば 、A「今日はお天気が良くて気持ちいいですね」と言われた場合、B「そうですね。お天気が良くて気持ちいいですね。」です。言葉を変えてしますと効果はないので、必ず変えずにバックトラッキングをしましょう。

A「今回のプレゼンは失敗でした。」
B「プレゼン悔しかったですね。」
これは効果がなくなるので、
B「プレゼン失敗だったかな?けど、次を成功させる為にもう一度一緒に練り直しましょう。」
と言うのが正解です。

単純接触効果

これは好意のある人に時間は短くてもいいので何度も会うことが大切な手法になります。

なんにも思っていなかったのに、週に何回も挨拶を交わしたり、相手が自分の視界に何度も入ってきたりして、なんとなく気になってきたり意識した経験ありませんか?

テレビでも単純接触効果はうまく使われています。ファンでもなかった芸能人がテレビをつける度に番組やCMに出演をしていて、段々可愛く見えたりかっこよく見えてきたりもっと知りたくなったり…。よくあるのは、某大手企業がCMとCMの間に自身の商品を一瞬だけ映り込ませることをしていました。記憶には残りませんが、何度も行われることによって脳に刻まれ、スーパーやコンビニで買ってしまい、その企業の売上げは何倍にも上がりました。
私たちの身近なところで多く使われている手法です。

疑似性の法則

「類は友を呼ぶ」というように、人は自分と共通点を持つ人に親近感を覚えます。 自分と共通点を持つ人に親近感を覚える心理作用を、心理学では「類似性の法則」といいます。 類似性の法則は、相手との共通点が多くなるほど強力に作用します。 類似性の法則は、「性別」「言動」「人種」「学歴」など、さまざまな属性において影響します。ラポールを形成させる事と似ていますね。

VAKシステム

人にはそれぞれ優れている部分があります。

それは、視覚・聴覚・感覚の3つです。

VAKシステムとは、Vがビジュアル(視覚)、Aがオーディオ(聴覚)、Kがキネシス(身体感覚)です。例えば「明るい」「暗い」「キラキラしている」「海が青い」など視覚情報を頼りにしたような例え話をよく使用するは相手の場合、「ビジュアル」が優位に働いているということが分かります。
その場合、相手に対して視覚的表現を交えて受け応えをするとより豊かに相手に想像をしてもらうことができ、コミュニケーションが円滑に取れるようになります。
聴覚が優れている人がよく使用する言語は、「静か」「リズム」などが多く、「パチパチ」「ガヤガヤ」など擬音系が多く用いられます。
感覚が優れている人の場合は、「エネルギー」や「あたたかい」「冷たい」「回る」などの身体的に感じる言葉を使用する事が多くあります。

相手をよく観察し、その人にあった言動を使うことが、ここではとても重要になりますよ。

カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果とは、周りが賑わっている中や遠くからでも自分の名前を呼ばれたらすぐに気づく現象のことです。これを心理学では、カクテルパーティー効果といいます。

これはアメリカの心理学者の実験でも実証されていて、男女に15分間会話をさせ、会話の中で相手の名前を呼んだ場合と呼ばなかった場合、名前を呼んだ時の方が「もう一度会ってみたい」など、相手に対して好印象を持つ結果になりました。

これは私もビジネスで使用していました。ホテルのフロントで受付をしていた際に、お客様が夜にチェックインをしてすぐに外出し、翌朝お仕事で帰ってくる工事会社の方が数名いらっしゃいました。
私は一人一人チェックイン時に顔と名前を覚え、ホテルに戻られた際お客様が名乗る前に「〇〇様、お帰りなさいませ。」と言いお部屋の鍵をお渡ししていました。後にそこの会社は常連様になり、笑顔で世間話をしてくれたりと仲良くなりました。これは実践してみて損はないですよ。

ありのままが大切

ここまで、心理学の目線で見た恋愛方法をお伝えしました。
ただ、テクニックというものはたくさん情報として私たちに流れてくるかと思います。テクニックも時には必要なのかもしれませんが、後でボロがでてしまっては元も子もありませんよね。
本当に大切なことは、ありのままのあなたを好きになってもらうこと、ありのままの相手を好きになることだと私は思います。年老いても笑っていられる2人がとても素敵だと思いますよ。

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