あなたは幸せになっていい

こころと身体の関係性

こころとこころをつなぐ、こころのかふぇ
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大城 眞抽美
朝日報道番組ABEMA・30代女性雑誌Poco'ce・財経新聞など出演。人は客観的な現実を理解することはできない。 認知神経科学の観点から意識を研究、特に30代女性1万人以上カウンセリングしています
目次

心のサイン

「仕事に行きたくない」「億劫」「憂鬱な気分」
朝起きてそう思うことはありませんか?
実は会社に行きたくないと感じる人の割合は日本だけで9割もいます。(厚生労働省調べ)
どうしても身体が動かなくて心がモヤモヤしている時は、何かしらの心のSOSかもしれません。

こんな症状ない?

  • 集中力の低下(ミスが前よりも多くなった)
  • 同僚や先輩など人との会話を避けたくなる
  • 何事もやる気がなくなってきた
  • 仕事中や日中眠くて仕方がない
  • 悲しくないのになぜか泣けてくる
  • 常に体調が悪い
  • 頭痛・動悸を感じる(身体の変化)

大切なこととは

当たり前、だけどなかなかできない大切なことが2つあります。
この2つを参考にしてくだされば嬉しいです。

休む勇気

休むことも大切、そんなこと分かっている人は多いと思います。
ただ自分だけ休むわけにはいかないとか、生活をする為に行かなくてはいけないとか、我慢をして仕方がなくだと思います。

人生100年時代とも言われています。一週間、もしくは一ヶ月お休みをしても長い人生に比べればほんの僅かです。

休んだらきっと叱られるかもとか、自分はダメな人間だとか責めてしまうかもしれません。
それはあなたが他の人よりも真面目で繊細だからです。
言い方を変えれば心の風邪にかかる人は、とても優しく、協調性があり、我慢をしてしまう人です。

なぜ会社に行けなくなったのか、行きたくないのか。
理由は分からないけれど身体が動かなく鉛のようになる。
それはきっと精神的ストレスか身体的ストレスのどちらかが重くかかっている可能性があります。

休む勇気、ほんの少しだけだしてみませんか?

それは甘えではない

よく「それは甘えでしょ」とか「なんで頑張れないの」「頑張ろう」「気持ちの問題」など、言われたことがある方も、少なからずいるでしょう。

頑張らなくていいんです。あなたは十分に頑張っているのですから。
甘えとかはその人の主観です。甘えではありません。心の風邪です。

日本では海外とは違い、心の風邪の理解に関しては、まだまだ浸透していないのが事実です。
目にあまり見えない分、「怠けている」という認識の方が多くいらっしゃいます。

米国では、自分の担当カウンセラーが常駐し、ちょっとした些細なことでも気軽に話をするスタイルです。
彼らは悩んでいなくても話をしにカウンセラーの元へ行きます。
私が理由を聞くと、「自分のメンタルを整える為、常に話を聞いてもらい明日からの仕事を頑張れるように」という事でした。
「ジムで身体を鍛えて健康を維持するように、心も悪くなる前に常日頃予防する事が大切だ」と言うのです。
日本以外の先進国ではカウンセリングを受ける事に対して、とてもハードルが低く日常的になっているのです。

甘えているから会社に行きたくない。怠けているから行けない、自分が弱いせいだから行けない・・・
違います。私が今までカウンセリングを受けてきた方は本当に同じことを言います。

ですがいつも私が言うことは、「我慢をして頑張り屋さんなあなただからそう思うだけです。あなたはなにも悪くはないし甘えてもいないですよ。もう自分を大切に、あなたらしく生きましょう」。

人生はひとつひとつの選択で成り立っています。そして必然です。上手くいかなかったことも明日やったらスムーズに事が運んだなんてこともしょっちゅうです。
私が何度も経験してきましたし見てきました。
変わりたいと思う人は必ず変われます。ここのブログを読んでいることも必然です。

心の風邪=顔は変わる?

心の風邪がひどくなると顔つきは変わっていきます。この様な際は要注意です。

  • 無表情(ぼんやりした顔)
  • どこか悲しげな表情
  • 作り笑いをしている(もしくは多くなった)
  • 顔色が悪い
  • 活気が無い

口癖も変わるの?

心の風邪をひく人によく見られる特徴的なことが、顔つき以外にもあります。

それは、口癖です。

例えば「絶対に〇〇」とか、「私は(僕は)〇〇」、「〇〇しなくてはいけない」、「どうせ私は(僕は〇〇)」、「不幸だ」です。

この口癖から見受けられる事は、几帳面で真面目な方が多く、強迫概念にとらわれていて自分にも他人にも妥協や手抜きが許せないということです。
理想も高くコミュニケーションが難しくなり、特に「私は(僕は)」と多様するようであれば、他人への興味・関心は自分に向けられていることが多く、自分の事だけで思考が止まっています。

悩みがあればすぐに相談へ

悩みのない人はいません。誰でも小さな悩みは抱えています。ただ頑張り屋さんでうまく気持ちを言えず、我慢をしてしまう人がかかりやすい風邪です。弱いからカウンセリングに行くのではありません。解決するヒントをもらいに行く手段というだけです。ただ話を聞いてほしいというだけでもいいと思います。あなたが笑顔になる一歩を踏み出せれたらと思います。

相談先の選び方

精神科・診療内科・カウンセラーの違い

心療内科 → 心が身体に影響を及ぼす心身症が対象になります。病気を治療することが目的になりますので薬物治療や精神療法を行います。

カウンセリング → ゆっくり時間をかけてお話をお聴きします。感情を表現したり、問題を一緒に考えたりすることが目的となります。

精神科 → 統合失調症やうつ病などの精神病圏の疾患が主な対象となります。全ての精神疾患の治療を行います。

それぞれ自身の合う場所を探してご相談してみてくださいね。
この記事が少しでもご参考になれば幸いです。

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