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大城 眞抽美
朝日報道番組ABEMA・30代女性雑誌Poco'ce・財経新聞など出演。人は客観的な現実を理解することはできない。 認知神経科学の観点から意識を研究、特に30代女性1万人以上カウンセリングしています
目次

一人でも簡単

療法と聞くと先生が部屋にいて、もしくはZOOMなどのオンラインで習いながら一緒に行うものだと思いませんか?
ですが、一人でも簡単に整えられる療法は、知らないだけで意外とたくさんあります。気持ちがモヤモヤしていてスッキリしない時や自分を癒したいとき、どこかに足を運ばなくても一人で家にいながら、もし、5分だけ行えばいいだけならやってみようかなという気持ちもほんの少し湧き上がってくるのではないでしょうか。

大手会社も実践

今からお伝えする療法は、海外トップクラスの企業も社内全体で実践しているセラピーになります。自分でメンタルコントロールができるようにするためや、自律神経を整えるものになります。できれば週3など、習慣づけて行う方が効果はあります。難しい方は週1回から、まずは初めてみませんか?
では、実際にやってみましょう。

レッスン1

放電をしよう

放電とは、セーターと皮膚がこすり合わさることで、静電気がたまっていきます。 このとき、ドアのノブを触ろうとすると、たまった静電気がバチッと流れることがあります。 この現象を放電といいます。

今から身体の中に放電をしていきます。
とはいっても、上記のような痛いことはしませんので安心してくださいね。
ここでいう放電とは、自分の今まで嫌だったこと(記憶)、悲しかったことを思い出し紙に箇条書きでもいいのでひたすら書きます。時間を2分~3分など決めてやってみましょう。

なんでそれが嫌だったのか、辛いと思ったのか思い出してください。
きっとやっている間は、涙がでてきてしまうかと思います。再体験しているような感覚になって、どうしようもなくなってしまうかもしれません。

ですが、この放電では敢えてそれでOKです。涙がでたら我慢ぜず、声にだして泣いてください。

放出をしよう

放電ができたら、次は思いっきり放出です!
放出は溜めた物を一度に外部に出すことを意味します。

まず、今まで一番うれしかったことや、感動したこと、ワクワクしたことなど「陽」の気持ちを思い出し、一気に紙に書きだします。
書けるだけ書き、書いてる途中それを再体験しているような気持ちになることがポイントです。
思い出して笑顔になってもかまいません。これも、時間を2分~3分、5分など決めて行ってみましょう。

変化する楽しさ

放電と放出の順番で1セットとして習慣づけ繰り返してみましょう。いつ行ってもOKです。嫌だったこととうれしかったことを交互に吐き出すことによって、感情のバランスが少しづつ整い気持ちがスッキリとしていきます。そして、メンタルをきちんと調整することもでき、日々の生活の中でちょっとした嫌なことがあっても動じなくなります。

効果

  • 自律神経が整う
  • 自ら癒すことができる
  • 頭の中が整理される
  • なぜそう思ったのか自分の本当の気持ちを再発見できる
  • 他人への見方が変化する
  • くよくよしなくなるので仕事など集中できるようになる

新しい発見

この療法を実際に週3回実践した社員は、仕事の生産性もよくなりメンタルも不安定気味だったのが、安定するようになりました。だいたい約3ヶ月半頃から、変化が見られたということでした。自身の奥深く(無意識)に思っていたことが「自分はこんなことを本当は思っていたんだ」と新たな発見ができるようになったのです。

この他にも、一人で簡単にできる療法や、楽しく活用できる行動療法などをご紹介していきます。
まだ日本ではマイナーですが、きっと役立つものがあるかと思います。
そして、人は一度辛い経験をするとそこから誰よりも強くなります。今、自分のことを弱い人間だと思っていませんか?弱い人間なんていません。強い人間もいません。ただ、生きていくなかで石ころにつまづいて転んで、どうすれば良いか対処方法に困っているだけです。一人よりも、誰かと一緒にその石を退けたり、傷口に絆創膏を貼ったりした方が治りも早く感じます。頑張りすぎないで誰かの背中をかりることも大切です。

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