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先進国の中では最下位!?【自己肯定感の低い国】

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大城 眞抽美
大城 眞抽美
朝が来るのが怖い。身体に重力がのしかかってきて動けない。私は以前そんな経験をしました。あなたは負けたんじゃない。弱くもない。ずっと頑張ってきたのだから、「偉かったね。お疲れさまだね」って言ってあげよう
目次

子どもの自己肯定感ワースト 1 位

WHOの「世界幸福度ランキング」があることはご存知ですか?
実は日本の子どもの幸福度の総合順位は20位!(38カ国中)。

2020年9月3日に行われた調査結果ではありますが、コロナが段々と落ち着いてきた今、さらに日本の幸福度は下がりつつあると言われています。しかし分野ごとの内訳をみると、身体的健康は1位でありながら、精神的幸福度は37位という最下位に近い結果となりました。

ユニセフ報告書
https://www.unicef.or.jp/report/20200902.html

しかも、国連が2023年3月に発表した「世界幸福度ランキング2023」において、日本の順位は47位と発表されました。この調査内容の詳細に、生活評価のなかの【自己肯定感が高くない】という傾向が異常に強いことが分かりました。

精神的幸福度

日本は、生活に満足していると答えた子どもの割合が他の国よりも最も低い国の一つです。とても恵まれていると感じる日本ですが、感じている子どもとそうでない子どもは両極端なようです。生活全般への満足度を0から10までの数字で表す設問で、6以上と答えた子どもは、日本では62%のみでした。自殺率も平均より高く、その結果、精神的幸福度の低いランキングとなりました。

身体的健康

日本では子どもの死亡率はとても低く安全面や医療も守られ、肥満についても他の国よりも良く1位という結果です。

スキル

学力指標である、数学・読解力で基礎的習熟度に達している子どもの割合では、日本はトップ5に入ります。一方で、社会的スキルをみると「すぐに友達ができる」と答えた子どもの割合は、日本は38位中37位でした。30%以上の子どもが、すぐには友達はできないと答えたそうです。

子どもの自己肯定感【世界最高の国】

では世界1位の国はどこだと思いますか?
それは、オランダです。

私たち日本人は幼少期から『周りは自分をどう評価するのか』と教わります。「周囲と同じように振る舞いなさい。」「他のお友達はできるのだから自分の子どももできないと恥ずかしい。」など、他者と歩幅を合わせる事の大切さを学びます。

1位の国オランダでは、『自分がどう思うか』を幼少期から学びます。そして、自分自身を分析し、何がしたいのか、それをするにはどう行動すればいいか、どう生きればいいのかと考え向き合います。それを子どもの頃から当たり前に学ぶので、大人になっても自分主体であり、周囲の評価を気にしません。

なので周りを特に気にしてしまう日本人は自己肯定感が低く、SNSや学校、職場やプライベートなどで他者を気にしすぎて疲れてしまう人がとても多いのです。

学校の教育も原因?

学校の授業で子どもの自己肯定感が低くなるような、あまり良くないのでは?と疑問に持たれていることもあります。

例えば、学校ではクラスに30人などたくさん生徒がいて勉強についていける子とついていけない子がかたよっているのではと思います。先生はそれでも授業を進めなければいけないので授業を進めます。問題をあてる時に「じゃぁ今日は〇日なので出席番号〇番の人。前に来て問題を解いてみて」と先生が言い、答えを黒板に書きます。その際に「この答えあってる?間違ってると思う?」と全員に問いかけるとクラス全員で「間違ってると思いまーす!」と答えるという光景をよく目にします。

これについて、勇気をだして前にでた子は間違えた恥ずかしさもあり、他の子から間違えたことをからかわれたりするのではないかなどが気になり、萎縮し、肯定感が低くなってしまう傾向がとても強く表れてしまいます。

また、理科の授業で花の球根がどんな形なのか考える授業があったとします。
子どもが全く違う球根の形を答えたとしましょう。その際すぐに間違いだということを伝えるのではなく、「〇〇さんが答えた形の方が実際の球根の形よりもとても素敵だね!」と肯定してから正しい答えを伝えることが大切になります。

先生が悪い!というのではなく、学校でも普段の生活のなかでも、子どもに対し結果ではなく過程を褒めてあげたりきちんと肯定をすることが重要だと感じます。

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オランダでは「イエナプラン」という教育法を採用している

オランダでは日本のように宿題や暗記などに重点をおかず、コミュニケーションや多様化する社会に適応するために、個々に必要な自立を促す教育がされています。大人はただ「だめ!」とは言わずに子どもと話し合い、納得するように伝えます。一人の人間として尊重し、心配しているからと大人の言い分をただ伝えるだけ(〇〇だから〇〇しなさい!など…)はしないようにしています。

イエナプランとは 教室=リビングルーム

イエナプラン教育において教室は「リビングルーム」と呼びます。日本は教室で黒板の方を向きひたすらノートに書き写しますが、リビングルームでは数人がけテーブルや長いベンチなどがあり、好きな場所に座り勉強することができます。

ワールドオリエンテーション

理科や社会科の代わりにワールドオリエンテーション(総合学習)を行います。学習計画は基本的に子どもたち自身が作り調査やインタビューをしたりして知識を身につけていきます。よく取り上げられるテーマは、下記のものが多いです。

・作ること・使うこと(労働、消費、持続可能性)
・環境(人・植物・動物の生息、地球・宇宙・環境)
・技術(原料とエネルギー)
・コミュニケーション(他者、自然、他国の人)
・共に生きる(社会に帰属する、共に生きるために、共にひとつの世界を)
・私の人生(私、人々、大人たちなど)

障害者と健常者の区別をしない

子どもたちにはできるだけ社会のありのままを経験させようと心がけています。なので勉強をするときも健常者や障害を持っている子の区別はつけず一緒に学ばせるようにします。そこでお互いに新たな発見やこうすると良いかもしれないなど考えたり、助け合いを学べたりできるようになります。

幸せのハードルを低くする

ここまでいろいろお伝えしましたが、あなたが『幸せ』と感じる瞬間はなんですか?
自己肯定感を上げるためには、まず幸せと感じるハードルを低くすることが大切です。実際に世界で1位の国オランダでは幸せと感じる瞬間がとても低いのです。

「何もやらずにゆっくりできるって幸せ」「天気が良くて気持ちがいい。幸せ」「家族と集まれて楽しい」
このように、当たり前の日常に幸せを感じられる人の方が自己肯定感は高くなる傾向が強いです。
そして、「親が子どもに満足している」というのが一番重要かもしれません。
他人と子どもを比べて減点法で見ていませんか?意外と子どもは敏感に感じ取ります。「あ、今わたし(ぼく)比べられてるな~…」と。親の世界のなかで子どもを競争させることはよく見かけますが、あまり良くはありません。子どもも一人の人間です。減点法ではなく、加点法で接してあげてくださいね。

心理学観点から読み取って解説しています
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