クライアント様Aさんの場合
出社をしようとする朝は必ず動悸や息切れがしてベッドから起き上がれなくなる。まるで重りが自分の身体にのしかかっているみたいで、どんどんベッドの深みに押しつぶされている気がする。
「何もしたくない」「寝ても寝てもずっと眠い」「ずっと寝ていたいし寝たりない」
けどやらなければならないことがある。仕事を休んでしまった日は特に自分を責め続けて自己嫌悪に陥ってしまうけど、また翌日は重りと闘っていて繰り返してしまう。こんな自分が嫌いだ。
ずっと寝ていたい私はおかしいですか?
実際にご相談に来られたAさんのお悩みです。
動悸がするのは明らかに身体の拒否反応です。この方の場合、休日は起きれて仕事の朝になると動悸がするということですので、仕事でトラウマになるようなことがあったのか、何があったのか原因を突き止めないといけません。
私たちは常に子供も大人も「頑張る」ということを要求されています。
休息を後回しにして「頑張る」ことをしていないと周りからは「もっと頑張らなきゃいけないんじゃない?」と問い詰められます。
過度にエネルギーを出し続けることは、逆に心身のバランスを崩す原因となります。
「燃え尽き症候群」のリスクも増大させることにもなりますし、命の危険さえも感じることがあるかもしれません。
何日続いていますか?
何もしたくない、ずっと寝ていたいといった気持ちは、どのくらい続いていますか?この状態が2週間以上続くと、以下のような病気を発症していることが考えられます。
うつ病
物事の見方や考え方が否定的になりがちで、判断力も鈍ります。
一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じ生活をすることが人一倍難しくなります。身体も重くなり判断能力も鈍る為、行動や反応も遅くなります。 精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態です。
適応障害
ある特定の状況や出来事(転勤、配転、新しい人間関係、結婚、離婚、出産など)が、その人にとってとてもつらく耐えがたい感じを生み、そのために気分や行動面に症状が現れます。
憂うつな気分や不安感がとても強くなり、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。感情の表出が乏しくなるため、無表情やぼんやりした顔つきが見られることがあります。
統合失調症
精神疾患の一種です。現実とのつながりを失う、幻覚や妄想を感じる、今までとは違う異常な思考や行動をする、感情表現が減る、意欲が低下する、精神機能が低下する、日常生活に支障をきたすなどの症状が特徴です。人口の約1%の人が罹患する病気で、思春期から40歳くらいまでに発病しやすいと言われています。初期症状には、焦り、不安、感覚過敏、集中力の欠如、意欲低下、不眠、食欲不振、頭痛などが表れてきます。
妄想型・破瓜型・緊張型の3つに分類されます。
妄想型では、妄想・幻覚の症状が主となり、30歳前後での発症が多くなる。
破瓜型は支離滅裂な言動、感情の変化はなく単調で、思春期~20代にかけて、徐々に症状が進行する。
緊張型はだいたい20歳前後で発症し、激しい興奮と昏迷状態という、相反する症状が共存する。
自分を守るために眠りにつく
無気力で何もしたくないという感情は、周りから見れば怠けていると解釈されることも多いです。
ですがこれを深く深く掘り下げてみると、その背後には、その人の苦しみやトラウマ、考えられないほどの痛烈な心の傷が隠れていることがあります。
多くの場合、幼少期や10代~20代に親からの厳しい批判や非難が根強く存在していることが多いのです。これらの経験は、心の中で大きなトラウマとなり、大人になってからの人との関わり方や自己評価に深く関与しています。
よくずっと寝ていたい、何もやる気が起きない人は周りから理解されず「早く起きなよ」「怠けてるんじゃない?」と問い詰められると「死んだふり」をすることが多いです。
これは、彼らにとってのシェルターであり、再び傷つけられることから身を守るための方法です。
過去の経験からの自己否定や、「自分が悪い」という思いが、強く刻まれています。
それが原因で「戦う力」を失い、自らを閉じ込めるような状態になってしまっているのです。
ストレスが爆発すると人は眠くなる
人はストレスが蓄積し限界になると猛烈に眠くなります。
日中など仕事中や運転中など寝てはいけないときに眠くなります。これは自律神経のバランスの崩れと脳疲労が原因です。
①ストレスが加わると、コルチゾール(ストレスホルモン)が分泌される
②交感神経の働きが活発になる
③身体が興奮状態になり、脳が覚醒状態になる
④結果、途中で目が覚めたり眠れなかったり、ずっと寝ているのに疲れがとれなかったりする
本来、夜は脳は休息しリラックス状態になりますが。この場合はストレスホルモンが働いているので脳と身体は休息されていない状態です。
この状態が何日も続くと身体も脳も限界になり身体は重く動かなくなります。
つまり、ストレスで眠くなるのは限界を超えつつある自分を守るための防衛手段なのです。
病院に受診しに行く目安
自分に起こっていることはストレスなのか疲労なのか分からないと思います。
病院に受診しに行く目安としては、その状態が2週間以上続いているかどうか、日中、何かをしている最中に寝てしまっていたという経験があるかどうかです。
例えば、寝てはいけない状況(料理中や仕事中、運転中など)や手とか口を意識的に動かしている最中(食事中)にでも寝てしまったことがあるかが判断基準です。
寝入りに幻覚をみたり、笑ったり泣いたりなどの喜怒哀楽に伴って、身体の力が抜ける症状がみられることが多い場合はナルコレプシー(過眠症)という病気の疑いもあります。
まずは精神科、カウンセリングを一緒に受診しに行きましょう。
ずっと寝ていたい、眠い【チェック項目】
あてはまる項目が多い場合は、医師に相談することをおすすめします。
- 座って本を読んでいるときに、眠気が生じる
- テレビを見ているときに、居眠りをしている
- 会議や映画館などで居眠りをする
- 他の人の運転する車で居眠りをしている
- 横になって休んでいるときに、居眠りをしている
- 他の人と話しているときに、居眠りをしている
- お昼ごはんのあと座っているときに、居眠りをしている
- 車を運転していて、信号待ちをしているときに居眠りをしている
- 寝不足ではないのに頭がぼーっとする
あなたはどれくらいあてはまりましたか?
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