あなたは幸せになっていい

鬱病を発症すると大体コレから始まる

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大城 眞抽美
朝日報道番組ABEMA・30代女性雑誌Poco'ce・リライズNewsなど出演。人間は客観的な現実を理解することはできないという立場を取り、主観的経験の構造の研究を行いカウンセリングを行っています。
目次

高ストレス時代

なんとなく元気がでない。朝だけ身体が重い。おトイレに行くだけでもすごく時間がかかって身体に重りがついているよう…。けど周りは理解してくれなくて消えてしまいそうになる。
こんなお悩みありませんか?

今は『高ストレス時代』と呼ばれています。コロナ禍の中、私たちの生活には多大なストレスや不安、経済格差などがまき起こりました。
以前と比べてうつ病になってしまった人は何倍にも増えています。診療内科では3か月待ちや新規予約をお断りしているところも増え、なかなか受診ができない人は多くなりました。

海外は52%・日本は6%

あなたは精神科・心療内科・カウンセリングに対してどんな印象をお持ちですか?
精神科はお薬をもらうために診てもらうけれど、カウンセリングには行ったことがないという人は日本人にとくに多いです。

海外では52%の人が受診したことがあると回答し、日本で受診したことがある人はたったの6%でした。
厚生労働省の発表(平成29年度)では、心の病で通院や入院をした人は30人に1人の割合と発表されています。生涯を通じて5人に1人が心の病気にかかるといわれています。
そして、精神病床数が日本は世界一という報告もされています。

これほどの数字なのに他の先進国と比べてカウンセリングを受けない人がいるのはなぜでしょうか。

我慢を美徳とする文化

ひとつは日本人の真面目さが大きいのではないでしょうか。
我慢しなければいけない、甘えてはいけない、耐え忍ぶこと、頑張ること踏ん張ることが美徳…みたいな日本人の心の奥にある根本的なものが邪魔をしていると感じます。

些細な事でも自分の辛いことを相談するということは、本当に心がどうしようもなくボロボロになった、最終手段にすぎないと思う人が多くいるのではないでしょうか。
そういった考えがあるうちは受診をしなくても大丈夫とお思い、本人の気づかないうちに心は悪化してしまいます

必要性を感じない

あなたにとって、カウンセリングに通う人のイメージはどんな印象ですか?
心の弱い人が通う所ですか?鬱病だと認めた人が行く場所でしょうか。それとも恥だと思うからでしょうか。

勇気をだして医師やカウンセラーを探し、いざその場に行っても何を話していいのか、何から話して良いのか分からないという人が大半になります。
なので、カウンセリングに行く必要性も感じなければ、自分で解決が出来るという感覚になり身近な人(家族や友人、上司や先輩など)に相談をします。

これは、自分のことを相談できる相手がいて良いことにも感じます。
ですが、心からきちんと理解してくれる人なら良いですが、自分には全く理解のできない悩みなので、軽い返答が返ってきてしまうケースもあります。

「そんなに深く考えても仕方ないよ。大丈夫だよ」とか「そうなんだぁ…辛いね」で終わってしまう人もいます。
話だけでも聴いてくれたらそれだけでいいとは思いますが、何も解決はせず問題の根本は蓄積されていくばかりです。
そんな軽いことじゃないのに…と、反対に話す前より悩んでしまうケースが多くあります。

医師へのトラウマ

私もメンタルが酷くやられていた過去、こんな経験がありました。
勇気をだして病院に連絡をしたら何を言っても他人事のような受け応えしかしてくれなく虚しくなってしまったことがありました。
ただ誰かに助けてもらいたかっただけなのに、傷ついたのです。

この経験は後から知ったことなのですが、医師やカウンセラーから過去酷い目にあったことのある人は意外と多いんです。
そこからトラウマになり、また壁をつくってしまう…ひどい場合は命を自ら絶ってしまうケースも少なからずあります。クライアントとカウンセラー、医師の相性はもちろん大切ですが、それ以前にクライアントに寄り添うという初歩的な考えが出来ていないのだと私は思います。

1回が高額すぎる

これは特に大きい問題かもしれません。
海外の先進国ではカウンセリングは保険適用です。日本では保険適用外ですので、自費になります。厚生労働省の「こころの耳」にも記載があるように、1回60分1万円前後です。カウンセリングは一緒に解決していくものになりますので、一回では終らないですよね。何回も受けるとなると、相当な金額がかかります。

なぜ高いのかというと、専門性の知識があること、1日に対応出来る人数が限れていること、そしてクライアントの悩みを正面から受け取り解決をしていくエネルギーがとても大きいからです。カウンセラーや精神科医は、相談を受けることは人の命を預かっていることと同じです。
なので中途半端な返答やいい加減に聴くことは違うと思います。とは言っても、先進国の中で日本はカウンセリングに対しての意識がとても遅れています。

もし、経済的にカウンセリングは受けられないと感じたなら、公的機関のカウンセリングがおすすめです。NPO法人など利益を目的とはしていないので、安価で受けることが出来ます。

鬱病の症状【でる段階・順番】

鬱病にかかると、徐々に身体や心に症状がでてきますが、だいたいではありますが症状がでる順番があります。それは下記の通りです。

①まず初めに睡眠障害から症状はでてきます
(はじめに眠れなくなったり夜中に覚醒して朝方まで眠れなくなる)
②身体のだるさがでてきて重りがついているような重力が自分にだけかかっているような感じになり起き上がれなくなる。おトイレなどに行こうとしても行くのにとても時間がかかる
③食欲不振になる。食べることに関して興味がなくなる
④めまいや胸の動悸、胃のむかつきや頭痛がでてくる

うつ病にかかってしまうと初めは睡眠障害から症状がでます。そこから行動が遅くなったり息切れ、頭がボーっとしたり、重症になると消えたいと考えてしまいます。

顔つきが変わる

うつ病や前回お話をした適応障害では、顔つきの変化も見受けられるようになります。
では、どう変化をするのでしょうか。

作り笑い(無表情気味)

【話をしていても、なかなか表情が動かなず真顔になっているか、笑おうとしても引きつり作り笑いになる】

これは、毎日の活動力(エネルギー)が沸き起こっていないため、表情まで動かすことが難しいためです。そして、毎晩眠れない状態が続くと、なかなか表情まで動かすことはできなくるためです。

目がうつろ気味

【目がうつろ気味になる・どこか悲し気な表情になる】

これは、集中力の低下や不安な気持ちで頭がいっぱいになっているためです。そして抑うつ状態のため、いろいろ頭の中でつらいことや悩み、不安なことを考えてしまっています。

身だしなみの変化

服装や髪型(寝ぐせなど)を気にしなくなります。服装は毛玉だらけでも気にしなくなったり、着替えることに関しても身体が重く気力がないので、一日パジャマでいることが多くなります。
女性に多く見られるのはお化粧をしなくなることです。女性でお口周りにひげが生えてくることが多かったり、男性は無精ひげでも気にしなくなります。

不安や緊張で顔が強張る

眉間にしわがよったり口をきつくとじていたりします。口角は常にへの字になっていて上がってはいません。いつも顔に緊張があり、難しい顔をするようになります。話をしていても、ひどいときは目をギュッと瞑って顔を下に向けてしまうこともあります。

声が小さくなる

話のテンポが遅く、ゆっくりになり相手は聞き取りづらくなります。意欲の低下で話すことも億劫になり、このように声が小さくなってしまいます。声も

気分と病気は違います

よく鬱病は気持ちの問題だと言う方が職場や知人、周りにいるのではないでしょうか。まだまだ理解されている人は少なく、「鬱は気持ちの問題だから大丈夫だよ」とか、「自分が若かった頃はこんなことで休まなかった」とか話してくる人もいるでしょう。
ですが【気分】とは、嫌なことがあってもおいしいものを食べたり、時間が過ぎれば気持ちが軽くなっていくことです。
【病気】とは、なんで心が病んでしまったのか分からなかったり仕事や学校などに行けなくなり日々の生活に支障がでてしまうことです。

厚生労働省の調査によると、気分障害の方の患者数は約100万人で、女性のほうが男性よりも1.6倍多いという結果が示されており、15人に1人がうつ病を経験しています。(参照 厚生労働省「患者調査」)
この調査は病院を受診していない方は含まれていないので、実際には100万人以上はいます。

チェックしてみましょう

こころのかふぇでは自身の心と向き合ってもらう為、無料で鬱病チェックができます。

初期症状を逃さないように

こころの病は、誰もがかかる可能性のあるひとつの病気です。
一度かかると、元の健康的な状態に戻るのにはとても時間がかかります。自己判断で治ったと思い受診することをやめてしまうと、それは治ったわけではなく、症状が潜伏している状態になっているだけなので更に悪化させてしまいます。そうなってしまうと、約70%は元の状態に戻すことは困難になります。再発もあるため、日々自分と向き合い心療内科やカウンセリングでメンテナンスをすることが大切です。
うつ状態を悪化させないためにも、心のSOSサインをしっかりと受け止められるようにしておきましょう。

精神科・心療内科・カウンセリングの違い

心療内科
病気を治療することを目的に、薬物治療や精神療法を行います。 心が身体に影響を及ぼす、心身症を主な対象としています。
心療内科でもカウンセリングは行いますが、保険診療であることから一人ひとりに多くの時間をかけてお話を聞くのには限界があるので5分~10分程で終わってしまいます。

精神科
主に薬物治療を行います。統合失調症やうつ病、双極性障害などの精神病圏の疾患が主な対象になります。神経症性障害や発達障害、認知症など、基本的に全ての精神疾患の治療を行います。

カウンセリング
心療内科と同じように問題点を整理して、アドバイスや生活の中で気を付けることをお伝えします。心じっくりと長い時間をかけてお話を聴きながら(1回30分~120分程)、どうしたらよいか、自分がやりたいことは何なのかなど、自己理解を深め解決をしていきます。
カウンセリングは保険適用ではないので最低でも1回5000円~20000円程度になります。

【こころのかふぇ】では1回ワンコインから相談可能のプロ集団

こころのかふぇでは気軽に受けてもらえるよう、様々な内容を取り揃えています。
まとまった時間はとれるけど顔は出したくない方にもオフラインでZoomを行ったりしています。
メールでは文通のようなかたちで後で見返せたり自分の好きな時間に相談が可能です。

なぜ、どこよりもリーズナブルなのか。
私たちが求めているものはカジュアルに誰でも相談ができ、日本でもメンタルヘルスの重要性について知ってほしいからです。
たくさんの人がメンタルについて知ってくれたら、もっとより良い未来がつくれると思うのです。

こころのかふぇでは、カウンセリングだけではなく一人でできる心理療法や、赤ちゃんと聴ける音楽療法も行っています。
カウンセラーは全ていろんな企業で活躍をしている有資格者です。例えば、精神科医の看護師や、社員のメンタルヘルスを整えるカウンセラー、家族問題が得意なカウンセラー、子育て問題が得意なカウンセラーなどがいます。

あなたは決して一人ではありません。今、辛いことはなんですか?
お気軽にご相談ください。

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